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先行き不安な時代に特定銘柄一本はリスキー。超人気株式評論家の「令和の戦略」

6月19日(水)8時32分配信 HARBOR BUSINESS Online

イラスト/渡辺貴博
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イラスト/渡辺貴博
 新時代は米中の貿易戦争で幕を開け、市場には下振れ圧力が高まっている。だが、悲観することなかれ。そんな過酷な条件下でも、爆上げが期待できる銘柄は常に眠っているからだ。今回、カリスマと呼ばれる相場師たちの厳選銘柄をこっそり聞いた。

◆’18年のメディア出演、講演数は200本超。超敏腕評論家!

 上場企業の’19年3月期決算は3期ぶりの減益となった。今期は増益予想なものの、前々期の水準より業績予想は弱く、過去最高益が狙える環境ではない。Bコミの名でも知られる坂本慎太郎氏は市場を次のように見つめる。

「企業収益は依然として高水準ではあるものの、米中貿易摩擦懸念などから外国人投資家は日本株を大量に売り越してきました」

 株価上昇をけん引してきたのは好景気と企業の好業績だと坂本氏は指摘。ゆえに景気減速が招く影響は大きい。

◆減益で全体相場は弱気

「年末に向けて景気後退まで至らなくても、減速傾向が見えれば、現状の株価は割高という判断に傾いていくでしょう。ここまで株価が堅調すぎた反動から、大きな下落を招く危険性も」

 つまり、全体相場に対しては「強気のスタンスで臨めない」というのが坂本氏の見解だ。さらに注意を促す。

「局面次第で株価の反応には違いが出てくるものです。景気が良ければ、好材料を素直に好感して株価が上昇しがちですが、逆に景気がパッとしなくなれば、ポテンシャルを秘めている銘柄も見過ごされる可能性が出てきます」

 大量の資金流入が見込まれない局面では、どうしても一部の銘柄に物色が集中してしまうためだ。

 したがって、どんなに確信があっても特定の銘柄で一本勝負を挑むのはリスキーだろう。複数の大化け候補銘柄をバスケット買いしておき、「その中からいくつか当たりが出ればラッキーだというスタンスが無難」(坂本氏)と言える。

 それを踏まえたうえで、氏が6銘柄を選定。

◆ポテンシャルを秘めた銘柄をバスケット買いせよ!

「本命は、リニア新幹線工事で特需の恩恵を受けるダイセキ環境ソリューションです。リニアの走行の8~9割はトンネル内になる見込みで、工事で大量の土砂が出ます。その中には人体に有害な物質も含まれている恐れがある。同社は汚染されている土砂の浄化を手掛けており、工事が業績を大幅に拡大させる可能性が高いでしょう」

 同社の足元の業績はパッとしないが、数年先を見越せば景色がガラリと変わるはずだという逆張りの発想だ。’19年3月期は最終赤字に陥ったIMAGICA GROUPも然り。

「同社は映像制作に関するあらゆることを手掛けており、4K、8Kの映像機器販売は追い風です。M&Aで傘下に収めた字幕・翻訳サービスの世界最大手・米国のSDIメディアの業績回復が待たれるところ。まさに、これからでしょう」

 ほかにも絶好調なのに割安放置のキトーや、経営者のカリスマ性が光るくふうカンパニー、話題のキャッシュレス決済関連など、坂本氏が選んだ銘柄は実に多彩。バスケット買いの妙味だ。

◆坂本慎太郎氏推奨銘柄

※株価などのデータは2019年6月17日終値時点

●ダイセキ環境ソリューション(東証1部・1712)

目標価格 1200円

 液状産業廃棄物の処理を手掛けるダイセキから分離独立して発足し、汚染土壌の調査から浄化処理まで一貫して展開。社の地盤が名古屋で、ほとんどが地下走行となるリニア新幹線建設工事で発生する大量の土砂処理を担う模様で今後の伸びに期待

現在株価     617円

売買単位     100株

いくらで買える? 6万1700円

予想PER      20.25倍

予想PBR      0.89倍

予想配当利回り  0.96%

●キトー(東証1部・6409)

目標価格 2900円

 クレーンやチェーンブロックなど、モノの搬送に用いる機器を製造販売している。新興国を中心に需要が旺盛で、海外生産を拡大。’19年3月期の経常利益は前期比51%超も増加し、今期も2期連続で過去最高益更新の見込みだが、PERは1桁で超割安

現在株価     1680円

売買単位     100株

いくらで買える? 16万8000円

予想PER      6.81倍

予想PBR      1.14倍

予想配当利回り  3.34%

●IMAGICA GROUP(東証1部・6879)

目標価格 1700円

 映像制作サービスからソフト、システムの制作・販売などを手掛けており、’15年には字幕・翻訳サービスの世界最大手のSDIメディアを買収。五輪閉会までは4K、8K普及が追い風となるし、世界各地域で映像作品の翻訳需要は拡大傾向にある

現在株価     556円

売買単位     100株

いくらで買える? 5万5600円

予想PER      14.37倍

予想PBR      1.03倍

予想配当利回り  0.85%

◆推奨銘柄後半、多彩な点がバスケット買いの妙味

●くふうカンパニー(マザーズ・4399)

目標価格 2400円

 不動産・住宅情報サイト運営のオウチーノと、結婚式場クチコミサイト運営のみんなのウェディングが’18年10月に経営統合して発足。カカクコム、クックパッドの代表取締役を務めたカリスマ経営者の穐田誉輝氏が会長で、手腕に期待が高まっている

現在株価     781円

売買単位     100株

いくらで買える? 7万8100円

予想PER      ―倍

予想PBR      3.11倍

予想配当利回り  ―%

●ビリングシステム(マザーズ・3623)

目標価格 4500円

 いま話題のネット決済の集金代行やクイック入金を手掛けるだけでなく、実はインバウンド関連銘柄でもある。ちなみに、’19年12月期の第1四半期は前年同期比での大幅減収減益は、消費税軽減税率対策補助金の動向を巡って顧客の買い控えが原因

現在株価     2357円

売買単位     100株

いくらで買える? 23万5700円

予想PER      64.83倍

予想PBR      3.73倍

予想配当利回り  0.80%

●アイモバイル(東証1部・6535)

目標価格 1600円

 アフィリエイトや動画、インフィールド広告などを配信する大手。3月には’19年7月期の業績予想を上方修正。売上高が前期比11.2%増、経常利益が46.6%増に拡大する見通し。これを好感して株価は年初来高値をつけた後に調整。今後も期待

現在株価     880円

売買単位     100株

いくらで買える? 8万8000円

予想PER      10.14倍

予想PBR      1.42倍

予想配当利回り  0.00%

【坂本慎太郎氏】

大学在籍中から株式投資を始め、学費を稼ぐ。証券会社、保険会社などを経て独立。投資スクールを開講する一方、個人投資家としてもトレードに奮闘する。Bコミの名でも知られる

― 激動の令和ドリーム銘柄 ―
ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:6月19日(水)8時32分

HARBOR BUSINESS Online

 

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