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今週の【早わかり株式市況】4週続落・2月8日以来安値、通商摩擦拡大に円高で下げ加速

6月1日(土)6時40分配信 株探ニュース

日経平均 <週足> 「株探」多機能チャートより
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日経平均 <週足> 「株探」多機能チャートより
現在値
味の素 1,829 +9.5
武田薬 4,509 +53
リクルトH 3,873 +86
ダイキン工 15,545 +105
ホンダ 3,157 +7
■今週の相場ポイント
 1.日経平均は大幅に4週続落、トランプ米政権の通商摩擦拡大を嫌気
 2.週前半は日米首脳会談がポジティブな印象で株式市場も堅調な値動きに
 3.週半ば以降ガラリと地合いが変わり、長期金利低下の動きが警戒される
 4.フシ目の2万1000円台を割り込み、なお下値模索の展開強いられる
 5.為替の急速な円高受け週末に大幅安で2月8日以来の水準に

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比516円(2.44%)安の2万0601円と大幅に4週続落した。

 今週は週半ば以降に大きく売り優勢に傾いた。週明け27日(月)と28日(火)は日経平均が上昇。トランプ米大統領が来日しての首脳会談が投資家にポジティブな印象を与える形で、マーケットには安堵に似たムードも漂った。しかし、週半ば以降はガラリと景色は変わることになる。

 29日(水)は前日の米株安に追随する格好で大きく下値を探り、取引時間中に2万1000円大台を割り込んだ。世界景気の先行きに対する不安は、「フライ・トゥ・クオリティ」を地で行く形で株式から債券への資金シフトを促し、米10年債利回りが1年8カ月ぶりの水準まで低下、これが日本株市場にもボディブローとなった。米中両国の通商交渉は“貿易戦争”の色を強めており、ここにきての不確実性の高まりは世界の株式市場においても一朝一夕では織り込みづらくなっている。

 そして米国株が波乱含みの下げをみせたこともあって、リスクオフの流れは止まらなかった。30日(木)は下げ幅こそ限定的だったが終値で2万1000円大台を下回った。そして、週末31日(金)はさらに下げ足を強める結果に。トランプ米大統領がメキシコに追加関税を課すことを表明、中国の製造業PMIが市場予測を下回り、為替市場では急激な円高となるなど悪材料が相次いだことで、日経平均は2月8日以来の安値に沈んだ。

■来週のポイント
 2月半ば以降、頑強な下支えラインだった2万1000円を大きく割り込んだだけに、来週は下値を探る展開になりそうだ。米中対立の長期化懸念に加え、新たにトランプ米大統領がメキシコへの追加関税を表明、それを受け昨日のNYダウが急落と、気がかり要因が多いだけに2万円大台を巡る攻防となる可能性もある。

 重要イベントとしては、国内では6月3日朝に発表される1-3月期法人企業統計調査や7日発表の4月景気動向指数が注目される。海外では4日に開催されるFRBの金融政策運営会議や6日に発表されるECBの政策金利と米国4月貿易収支、7日発表の米国5月雇用統計に注視が必要だろう。

■日々の動き(5月27日~5月31日)

【↑】   5月27日(月)―― 3日ぶり反発、米株高受け買い戻しも上げ限定的
 日経平均 21182.58(  +65.36)  売買高 9億0164万株 売買代金 1兆4713億円

【↑】   5月28日(火)―― 続伸、売り圧力が乏しいなか上値指向続く
 日経平均 21260.14(  +77.56)  売買高17億1962万株 売買代金 2兆9130億円

【↓】   5月29日(水)―― 3日ぶり反落、米株安受けリスク回避の売り優勢
 日経平均 21003.37( -256.77)  売買高13億2229万株 売買代金 2兆1030億円

【↓】   5月30日(木)―― 続落、2万1000円割れも売り一巡後は下げ渋る
 日経平均 20942.53(  -60.84)  売買高11億1333万株 売買代金 1兆9218億円

【↓】   5月31日(金)―― 大幅に3日続落、通商摩擦への懸念や円高を嫌気
 日経平均 20601.19( -341.34)  売買高14億3886万株 売買代金 2兆3336億円


■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、32業種が下落
 (2)武田 <4502> など医薬、味の素 <2802> など食品、東電HD <9501> など電力・ガスといったディフェンシブ株が大きく売られた
 (3)菱地所 <8802> など不動産株は大幅反落
 (4)ホンダ <7267> など自動車、ダイキン <6367> など機械といった輸出株は続落
 (5)ファストリ <9983> など小売り、リクルート <6098> などサービスといった内需株も安い
 (6)野村 <8604> など証券、みずほFG <8411> など銀行といった金融株もさえない
 (7)JXTG <5020> など石油株が唯一、上昇

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
 1(1) 5G
 2(2) 人工知能(AI)
 3(9) レアアース ── 中国が対米輸出規制を示唆で関連株に思惑買い 
 4(5) JPX日経400
 5(6) バイオテクノロジー関連
  ※カッコは前週の順位

株探ニュース(minkabu PRESS)

最終更新:6月1日(土)12時24分

株探ニュース

 

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