ここから本文です

株式明日の戦略-後場下げ幅縮小も週間では3桁下落、方向感を探る地合いが続く

5月25日(土)2時43分配信 トレーダーズ・ウェブ

 24日の日経平均は続落。米国株が大きく崩れたことから、寄り付きから3桁下落で21000円を割り込んだ。しかし、開始早々に安値をつけた後はじわじわと値を戻す展開。前場では21000台を回復したところで戻りが鈍ったが、後場に入ると下値不安が和らぎ、下げ幅を2桁に縮めた。値下がりから値上がりに転じる銘柄も増える中、TOPIXは取引終盤にかけてプラス圏に浮上。日経平均は下落で終えたものの高値引けとなった。終値は33円安の21117円。東証1部の売買代金は概算で2兆1200億円。業種別では証券・商品先物、不動産、鉄鋼などが上昇した一方、鉱業、石油・石炭、海運などが下落した。連日で投資ファンドの買い増しが伝わったレオパレス21が19%高と急騰。半面、会員数の増加ペースに陰りが見られたSKIYAKIが後場一段安となり、ストップ安をつける場面もあった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1180/値下がり867と後場に入って値上がりが値下がりを上回った。米国動向からハイテクに厳しい展開が想定された中、マイナススタートから早い時間にプラス圏を回復した村田製作所は注目を大きく集めた。金融庁が業務改善命令を出すと報じられた野村HDも売り先行からプラス転換。スズキがインドの選挙結果を改めて好感する格好で3%超上昇した。自社株買いを検討しているとの日経記事を材料に三越伊勢丹が大幅高。中期経営計画を発表した幸楽苑やリログループが買いを集めた。一方、原油価格が急落したことから、国際帝石やJXTG、コスモエネルギーなどが大幅安。ハイテク株は下げ渋ったものも多かった中、日本電産や東京エレクトロンは大きめの下げとなった。キヤノンは下値模索が続き3%超の下落。直近で急伸していたイメージ情報開発やさいか屋が手じまい売りに押されて急落した。

 日経平均は序盤に200円超下げたものの、引けでは33円安(21117円)と小幅な下げにとどまった。追い風の環境では上げきれないが、向かい風の局面では耐性を示した。きょうの動きが目立った村田製作所は、1月4日につけた安値を下回って年初来安値を更新したところで強い買いが入ってプラス圏まで戻しており、これで調整一巡感が強まるかどうか、来週の動向が注目される。日経平均は週間では132円下落しており、これで3週続落。令和相場に入ってから週間ベースではまだ上昇がない。先週にサポートとなった26週線(21184円、23日時点)を割り込んでおり、来週は踏ん張りどころ。21000円近辺でもたつくようだと、もう一段下を見に行く可能性はある。5月14日の安値20751円を割り込むことなく反転できるかに注目したい。


【来週の見通し】
 もみ合いか。トランプ米大統領が28日まで来日予定だが、今回は首脳会談後の共同声明を見送るとの事前報道もあり、マーケットへの影響は限定的か。週後半に国内・海外で注目の指標が発表されるため、中盤までは動きが取りづらい。国内では31日に4月鉱工業生産指数など重要指標が多く出てくる。海外では米1-3月期GDP改定値(30日)と中国5月製造業PMI(31日)の注目度が高い。ただ、指標に対する反応も、内容が悪ければ失望と同時に政策期待が高まる一方、良かったからといって一気に楽観に傾く展開も想定しづらい。そのため、上値は重いが下値も堅いという地合いが続くと予想する。

最終更新:5月25日(土)2時43分

トレーダーズ・ウェブ

 

情報提供元(外部サイト)

トレーダーズ・ウェブ

トレーダーズ・ウェブ

DZHフィナンシャルリサーチ

人気の「レーティング情報」など豊富な銘柄情報を毎日配信。会員向け推奨銘柄の結果も公開中!

只今トレーダーズ・ウェブでは、特設ページで株式アナリストによる「信用取引3つのアイデア」の対談を掲載しています。 信用取引は「怖い」、「危ない」とイメージを抱いている投資家の方必見です。

【あわせて読みたい】

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

Yahoo!ファイナンスの特集

ヘッドライン