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米中貿易戦争は米ドル高を招く結果に!? トレードはスワップも稼げる米ドル買いで!

5月24日(金)0時06分配信 ザイFX!

■市場は一時的に安定期に入っているが…

NYダウ 日足 (出所:Bloomberg)
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NYダウ 日足 (出所:Bloomberg)
世界の通貨VS円 4時間足 (出所:ザイFX!)
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世界の通貨VS円 4時間足 (出所:ザイFX!)
 前回のコラムでもお話したとおり、米中貿易交渉の行方は、依然として不透明ではあるものの、当面は様子見ということで、市場は一時的に安定期に入っています。

 しかし、これはあくまでも一時的。6月に入ってくると、再びこの材料で、市場が動き出す可能性が高いと、私は考えています。

■欧州議会選挙のここに注目!

ユーロ/米ドル 日足 (出所:ザイFX!)
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ユーロ/米ドル 日足 (出所:ザイFX!)
ユーロ/円 日足 (出所:ザイFX!)
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ユーロ/円 日足 (出所:ザイFX!)
 さて、そこで、その他の材料を考えてみます。

 まず、今月(5月)23日(木)から26日(日)にかけて、欧州議会選挙が開催されます。EU(欧州連合)に懐疑的な政党が、どこまで議席数を伸ばすのかという点が、最大の注目点です。

 今のところの見方としては、EU懐疑派の政党は議席数を伸ばす見込みですが、過半数の議席獲得には至らない公算が高いというのが大勢です。

 それと、イタリアの極右政党「同盟」を核とした、極右会派再編の動きが出てくるのかが注目されています。

 2019年後半には、EU首脳人事が注目されます。今回の選挙の結果が、人事に影響を及ぼす可能性があるので、その意味においても、今回の議会選挙は注目度が高いということです。

 EU懐疑派が大きく議席を伸ばすような事態になれば、EUに対する信頼感が低下し、ユーロは下落する可能性が高いと考えています。

■トランプ大統領の来日に警戒!?

トランプ米大統領は5月25日(土)~28日(火)の日程で国賓として来日する。今回は共同声明も出さない接待旅行のような様相だが、トランプ大統領だけにどんなサプライズがあるかもわからず、注意しておきたいというのが今井氏の見解。写真は2017年の日米首脳会談後に行われた記者会見時のもの (C)Chip Somodevilla/Getty Images
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トランプ米大統領は5月25日(土)~28日(火)の日程で国賓として来日する。今回は共同声明も出さない接待旅行のような様相だが、トランプ大統領だけにどんなサプライズがあるかもわからず、注意しておきたいというのが今井氏の見解。写真は2017年の日米首脳会談後に行われた記者会見時のもの (C)Chip Somodevilla/Getty Images
 次に、5月25日(土)から28日(火)にかけては、米国のトランプ大統領が国賓として日本を訪問します。

 今回は、ゴルフに行ったり、相撲観戦をしたり、あるいは炉端焼きで食事をしたりと、接待旅行のような様相です。さらには、共同声明も出さないという異例の状況であるので、貿易問題などに深く踏み込まない可能性は高いと思います。

 ただ、24日(金)にUSTR(米通商代表部)のライトハイザー代表が来日することに加え、なにせあのトランプ米大統領ですから、どんなサプライズがあるかもわかりません。彼の発言にも、十分、注意をしておきたいと思います。

■迷走するブレグジット問題で英ポンドは下落継続!?

英ポンド/米ドル 日足 (出所:ザイFX!)
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英ポンド/米ドル 日足 (出所:ザイFX!)
英ポンド/円 日足 (出所:ザイFX!)
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英ポンド/円 日足 (出所:ザイFX!)
 3番目は、英国のEU離脱問題、いわゆるブレグジット(Brexit)問題です。

 先日、与野党がまたしても合意に達しなかったことで、益々、英国は混迷しています。

 それを受けて、メイ英首相は、もう一度、国民投票をするかどうかを議会で採決することについて言及しました。まさに迷走です。

 こうした状況を受けて、英ポンドは下落し続けています。

 まだまだ、この問題は先が見えないので、英ポンドには下落圧力がかかり続けると思っています。

 以上の3点が、当面の注目材料だと思うので、頭に入れておいて下さい。

■米ドル高を招く環境に。おすすめトレードは?

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世界の通貨VS円 日足 (出所:ザイFX!)
ユーロ/米ドル 日足 (出所:Bloomberg)
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豪ドル/米ドル 日足 (出所:Bloomberg)
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豪ドル/米ドル 日足 (出所:Bloomberg)
 さて、その上で、今後の相場ですが、正直に言って、円相場は方向感がありません。

 ただ、円安方向に行く可能性は低いと思うので、円安になったところで、米ドル/円、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)を売るのは有効でしょう。

 それよりも、現在の環境は、結局は米ドル高を招くと、私は考えています。

 米中の貿易戦争は、米国経済にも影響を及ぼしますが、それよりも、足腰の弱い、欧州やオセアニアなどの経済への影響の方が大きいと、私は考えています。

 そうなると、結局、一番金利が高くて、景気が安定している米国の米ドルが買われるという展開が、一番ありうるのではないかと思います。

 おまけに、米ドル買い方向のポジションは、スワップ(金利差)も稼げます。当面、対ユーロ、対英ポンド、対豪ドルなどでの米ドル買いが、一番のおすすめです。
今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

最終更新:5月24日(金)18時36分

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