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日経平均株価は10月まで軟調かもしれない

5月24日(金)6時00分配信 東洋経済オンライン

5月下旬以降の株価はどうなるのだろうか(写真:Kazpon/PIXTA)
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5月下旬以降の株価はどうなるのだろうか(写真:Kazpon/PIXTA)
いきなり「7連敗」で始まった令和相場。カリスマ投資家の内田衛氏は相場が下がると見て機動的に日経平均先物のプットプションを購入。幸いしっかり利益をあげた。内田氏は今後の相場をどう見ているのだろうか。早速株日記で見てみよう。

■日経平均が下がると見て20万円でプットオプション購入

 【5月6日 月曜日】こどもの日振替休日。1時37分、ドナルド・トランプ大統領が、対中関税25%に引き上げ表明。

 【5月7日 火曜日】NYダウは一時470ドル安まで下がったが、引けにかけて下げ渋り、66ドル安の2万6438ドル。日経平均は、335円安の2万1923円。優待目的保有のオリックス(8591)の2019年3月期決算は、5期連続最高益で、期末配当46円(前期39円)で、年76円(前期66円)となった。本日終値は、1円安の1570.5円。
 【5月8日 水曜日】日経225先物は、280円安の2万1660円、NYダウは、米中貿易戦争懸念で、472ドル安の2万5966ドルと大幅安で一時、562ドル安まで下げる場面があった。

 連休前の4月25日に業績の上方修正発表で反発していたクレジットカード大手のジャックス(8584)が大幅続落で、83円安の1750円。業績上方修正で上げた分、2日で下げてしまった。

 14時51分、日経225先物5月限2万1000円プットオプションを22円(前日比+8円)で5枚、18円で5枚買う。投資金額は、20万円。2万1000円のプットオプションとは、日経平均を2万1000円で売れる権利で、日経225先物価格が、2万1000円以下になると権利を行使して価値が出る商品。しかも期日が第2金曜日の寄り付き(5月10日)と迫っており、時間的価値が残っていない分、安く買える。日経平均は、321円安の2万1602円。
 16時30分、ナイトセッション(夜間取引)スタート、17円で寄り付く。16時58分、平均買値20円で10枚買ったプットオプションは、約2時間で14円まで下げる。売買できるのは、明日の15時15分までで、明後日の寄り付きが、2万1000円以上であれば、プットオプションの価値はゼロ(紙くず)となってしまう。

■オプション価格急上昇、首尾よく利確! 

 日経225先物が下がってきて、オプション価格も急上昇し、19時06分、54円(前日比+36円)で5枚売り、15万9385円の利益確定。買いは22円。2時間でオプション価格は14円から54円まで上がり、3.85倍となった。株式投資ではありえないほどのハイリスクハイリターンだ。全部売ってもよかったのだが、これから始まるNY市場が下がり、日経225先物が下がることによって、プットオプション価格がさらに上昇することも予想されたので、18円で5枚買ったポジションは残した。54円で5枚売ったのは、20万円の投資資金を回収し、残りの5枚がゼロになっても7万円の利益が確保できるようにと考えたからだ。
 【5月9日 木曜日】0時09分、NYダウが約100ドル急騰したので、紙くずになる前に売っておこうと、22円(前日比+4円)で5枚売り、1万9580円の利益確定。買いは18円で。午前5時30分、オプション価格は18円で引けた。日経225先物は、50円安の2万1530円。NYダウは、2ドル高の2万5967ドル。

 アメリカ対中国関税上げを正式に通知、10日から25%と報道。昨日発表された、通信のソフトバンク(9434)の2019年3月期決算で、期末配当は37.5円と予想どおりだった。だが今期配当は年85円(9月、3月各42.5円)と年10円の増配予想を発表した。本日の終値は、90.5円高の1401.5円と大幅高。優待目的でレンタカーと中古車販売のトラスト(3347)を200円で500株買う。日経平均は、200円安の2万1402円と4日続落。
 クレジットカード大手のオリエントコーポレーション(8585)の2019年3月期決算で、期末配当は予定どおり2円だったが、今期予想は3円と1円増配予想を発表した。株価は、3円安の111円の年初来安値をつける場面があったが、終値は1円安の113円。平均買値140.6円で15万株保有中。

 【5月10日 金曜日】日経225先物は、60円安の2万1320円、NYダウは、138ドル安の2万5828ドル。トラストを200円で1500株買う。オリコは、6円高の119円と高値引け。日経平均は、米中通商協議は決裂し、関税引き上げの発動で57円安の2万1344円と5日続落で引けたが、10時59分、高値2万1584円、13時34分、安値2万1175円と上下に409円乱高下した。
 【5月11日 土曜日】日経225先物は、180円高の2万1490円、NYダウは、114ドル高の2万5942ドル。1ドル=109.96円、1ユーロ=123.58円と円高進む。

 【5月13日 月曜日】アパート経営のTATERU(1435)を250円で400株買う。平均買値260円で1万2600株保有中。15時、2019年12月期第1四半期決算で、中間および期末配当を無配、株主優待制度廃止を発表した。3月26日に行われた株主総会では、株主優待制度は継続予定なんていっていたのにな。優待目的保有のJR九州は、期末配当を直近予想41.5円から10円増配し、51.5円を発表した。日経平均は、153円安の2万1191円と5日続落。
 【5月14日 火曜日】中国が、報復関税で、追加関税を最大25%に上げると報道。NYダウは、617ドル安の2万5324ドルと今年2番目の下げ幅。アメリカは、6月末にも対中関税第4弾、3800品目に最大25%と報道

 TATERUは、売り気配スタートで、9時27分に、70円安の180円で寄り付き、引けでは42円安の208円と下げ渋る。ストップ安も覚悟したが、機関投資家の売りの買い戻しかもしれない。4月12日に255円で1万1700株買っているのだが、松井証券の貸株料20%(1日当たり1635円)に目がくらみ、買ってしまったのだが、FXで言えば、高金利通貨のスワップポイント欲しさに買ったら、買った通貨がそれ以上に下がってしまったような感じだな。
 通信のソフトバンクは、決算発表以来、逆行高の4日続伸で、2円高の1440円。一時、1450円まであった。1450円は1月7日につけた年初来高値と顔合わせとなったが、3月期末配当の37.5円分、実質高いと言える。売り出し価格の1500円までじりじりと値を上げてきた。トラストを198円で1000株買う。日経平均は、124円安の2万1067円と7日続落で、3年1カ月ぶり。

 【5月15日 水曜日】日経225先物は、120円高の2万1150円、NYダウは、207ドル高の2万5532ドル。日経平均は、121円高の2万1188円と8日ぶり反発で、令和となって初めての上昇となった。16時、ジャックスの2020年3月期決算予想は、達成すると14期ぶり過去最高益更新で、7期連続増収、3期連続増益となる。また、期末配当は予定どおり40円となったが、今期配当予想は、年10円増配の90円(9月、3月各45円)となった。本日終値は28円安の1724円。ワタミ(7522)は、期末配当を2.5円増配し、7.5円。また、KDDI(9433)は、期末配当を55円とし、中間配当50円と合わせて年105円(前期は、90円)となった。
■相場が上がり始めるのは10月の消費増税時? 

 【5月16日 木曜日】日経225先物は、20円高の2万1180円、NYダウは、115ドル高の2万5648ドル。ジャックスは、買い気配スタートで、9時07分、120円高の1844円で寄り付き、190円高の1914円で引けた。平均買値2028円で5万5000株保有中。今日の値上がりは、190円×5万5000株=1045万円。しかし、悲しいことに期末配当40円を考慮してもまだ407万円(株価であと74円)の含み損。日経平均は、125円安の2万1062円と1カ月半ぶりの安値。昨日の8日ぶり反発121円を1日で消す動き。
 【5月17日 金曜日】日経225先物は、180円高の2万1230円、NYダウは、214ドル高の2万5862ドル。資材と戸建てマンションのすてきナイスグループ(8089)は、粉飾決算の疑いで捜索と報道で、150円ストップ安の646円。日経平均は、187円高の2万1250円。

 【5月18日 土曜日】日経225先物は、50円安の2万1220円、NYダウは、98ドル安の2万5764ドル。1ドル=110.02円、1ユーロ=122.79円。
 10連休明けの株式市場は、7日続落と冴えない展開で、令和時代のスタートとしては、寒気がするスタートとなった。個人的な中長期的見通しとしては、10月の消費増税(8%から10%)まで、消費増税の悪材料を織り込む形で軟調な展開を予想する。理由は、過去の消費増税時のケースを見ると、消費増税直前まで下がり、増税となってからは、悪材料出尽くしから反発していることが多いから。

 6月28日、29日に行われるG20大阪サミットで、トランプ大統領と中国の習近平国家主席との会談が予定されているようだが、両国の関係改善を期待したい。
内田 衛 :カリスマ投資家

最終更新:5月24日(金)6時00分

東洋経済オンライン

 

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