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【これからの見通し】流れつかめず、単発の材料に神経質な展開続く

5月22日(水)15時42分配信 みんかぶFX

【これからの見通し】流れつかめず、単発の材料に神経質な展開続く

 米中貿易戦争の動きが収まらないなかで市場では流れが見出しにくい展開になっている。きょうは米政府が中国監視関連企業のブラックリスト掲載を検討との報道で上海株が下落している。前日の米株上昇を受けて堅調に取引を開始したきょうの日経平均も上げを消す動きとなっている。ドル円も110円台半ば割れと上昇一服。ただ、前日の上昇を消すほどの円高にはなっていない。米中貿易戦争関連の話題は逐一の内容によって強弱材料として円相場に揺り動かしている。

 また、英EU離脱関連の報道がポンド相場を振幅させている。昨日のロンドン市場ではメイ英首相が新提案を行うとの報道で期待先行のポンド買いが広がった。しかし、メイ首相演説で内容が公表されると一気に売り戻されている。ほとんど従来と同様の離脱案が可決されれば2回目国民投票に関する採択を実施するとの付帯条項がつけられたにすぎない。与野党各方面から反対姿勢が示されている。ポンドは政治相場化しており、経済統計に正面から向き合う状況にはなっていないようだ。

 そのような局面ではあるが、きょうは一連の英物価指標が発表される。消費者物価指数(4月)、生産者物価指数(4月)、小売物価指数(4月)など。同時刻には財政状況を示す公共部門ネット負債(4月)の発表も予定されている。注目の消費者物価は前年比+2.2%、コア前年比+1.9%と前回からは伸びが加速する見込みとなっている。ただ、前述のように政治相場化しているポンドとあって、予想に対する結果の強弱への反応は一時的にとどまりそうだ。

 その他の経済指標発表予定は、米MBA住宅ローン申請指数(17日までの週)、カナダ小売売上高(3月)、米週間石油在庫統計など。カナダドルにとっては、改善すると予想されている小売売上高が買い材料となるかどうか。在庫統計を受けた原油相場動向も注目材料に。

 米金融当局関連のイベントも多い。講演予定は、ウィリアムズNY連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁など。また、日本時間23日午前3時にFOMC議事録(4月30日-5月1日開催分)が公表される予定。

 この後のロンドン市場では、再びポンドン勢がポンド売りを仕掛けてくるかどうか注視したい。また、ドラギECB総裁、プラートECB理事などの講演が予定されており、ユーロ相場が主導権を握る可能性もある。講演内容をチェックしておきたい。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

最終更新:5月22日(水)15時42分

みんかぶFX

 

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