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来週(5/20~24)の日経平均株価の予想レンジは、2万1100~2万1600円! 中国のHUAWEI問題など米中関係悪化が警戒されるが“G20”までは小康状態に

5月19日(日)20時10分配信 ダイヤモンド・ザイ

日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:楽天証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:楽天証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
今週の日経平均株価は、一時2万1000円割れも
米国の経済指標や決算を材料視して週間では小幅な下落にとどまる
 今週の日経平均株価は小幅に下落しました。

 米国政府が中国からの輸入品3250億ドル相当に対する関税の引き上げについても検討していることに対して、5月13日に中国政府は、米国製品600億ドル相当への関税引き上げを6月1日から実施すると表明。その結果、米中関係の悪化が嫌気され、14日の日経平均株価は一時2万0751.45円と、節目の2万1000円を下回る局面もみられました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
 しかし、6月下旬に大阪市で開かれるG20首脳会議で、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が会談する可能性が高いとした楽観的な見方もあって、5月15日には「令和」になって初の上昇に。

 その後も2万1000円を挟んでのこう着が続きましたが、5月17日の金曜日には米国の良好な経済指標や決算評価の流れを引き継ぐ格好から上昇をみせ、小幅ながらも週間ベースでは小幅な下落にとどまりました。

来週も引き続き米中関係悪化が警戒されるが、
6月下旬のG20まで小康状態が続く
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万1100円 ~ 2万1600円
 
 5月15日、米政府が中国の華為技術(HUAWEI:ファーウェイ)との取引を禁止する措置を打ち出したこともあり、来週になっても引き続き米中関係悪化による相場への影響は警戒されるでしょう。

 ただし、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で米中首脳会談が予定されていることから、それまでは小康状態ながらも落ち着いた相場展開が意識されるとも考えられます。トランプ大統領のツイッター発言に対しても、過剰な反応は沈静化してくるでしょう。

 日経平均株価は、2万1000円での底堅さがみられていますので、直近の安値で目先的な底打ち感も次第に意識されると思われます。

 また、決算発表が一巡し、今期計画に対する慎重な見通しが目立ってはいますが、大手企業に自社株買いの発表が相次いでいることは支援材料になるでしょう。日経平均株価が、こう着ながらも底堅さが意識されてくる中、好業績銘柄を改めて見直す流れを期待したいところです。

 テクニカル面では、まだシグナルは弱いですが、上値を抑えていた5日移動平均線を突破し、一目均衡表では雲上限に接近してきています。少しずつシグナルが改善してくることで、投資家の押し目買いの意欲も高まりそうです。

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
倉元製作所が+86.49%で値上がり率トップ! 
 ここからは、今週、値動きの目立った個別銘柄をみていきましょう。

 倉元製作所(5216)は、週末にかけてストップ高を交えた強い値動きとなりました。5月15日には年初来安値となる70円まで下げていましたが、同日発表された第1四半期営業損益がトントンだったことを手掛かりに急反発をみせています。

 ニチリョク(7578)についても、足元で低迷が続いていましたが、前週に発表した2019年3月期決算と2020年3月期の大幅増益予想を材料視した買いが継続しました。

 シンクレイヤ(1724)も、第1四半期決算の内容が評価され、ストップ高を交えての急伸となりました。

 一方で、うるる(3979)は、今期営業赤字転落見通しが嫌気され急落。テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)は、今期の営業減益見通しが嫌気されています。

 また、すてきナイスグループ(8089)は、決算を粉飾した疑いがあると伝えられたことをきっかけに急落しています。

 ■今週の値上がり率トップ5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 +86.49
 倉元製作所(JQ・5216)
 2
 +72.65
 グッドスピード(マザ・7676)
 3
 +70.04
 ニチリョク(JQ・7578)
 4
 +62.71
 シンクレイヤ(JQ・1724)
 5
 +52.85
 JMC(マザ・5704)

 ■今週の値下がりワースト5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 -37.66
 うるる(マザ・3979)
 2
 -33.44
 テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(マザ・7046)
 3
 -33.20
 すてきナイスグループ(東1・8089)
 4
 -31.80
 ログリー(マザ・6579)
 5
 -31.03
 ミズホメディー(東2・4595)

 ■今週の出来高トップ5

 順位
 出来高(株)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 468,579,100
 みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
 2
 360,055,300
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
 3
 226,986,600
 エー・ディー・ワークス(東1・3250)
 4
 152,328,800
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント(東1・3765)
 5
 142,095,100
 ヤフー(東1・4689)

【来週の主要イベント】
1~3月期GDP速報値、FRB議長発言、FOMC議事要旨に注目! 
 <5月20日(月)>
◆1~3月期GDP速報値
◆3月鉱工業生産/設備稼働率
◆決算発表:東京海上ホールディングス(8766)、SOMPOホールディングス(8630)
◆英5月ライトムーブ住宅価格
◆独4月生産者物価指数(PPI)

 <5月21日(火)>
◆パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言
◆欧5月消費者信頼感
◆米4月中古住宅販売件数
◆決算発表:ホームデポ(HD)、ティファニー(TIF)

 <5月22日(水)>
◆4月貿易統計
◆3月機械受注
◆次世代農業EXPO(22~24日)
◆英4月消費者物価指数
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
◆アナログ・デバイセズ(ADI)、ターゲット(TGT)

 <5月23日(木)>
◆独1~3月期GDP改定値
◆独5月製造業PMI速報値
◆独5月サービス部門PMI速報値
◆独5月IFP企業景況感指数
◆米5月製造業PMI速報値
◆米5月サービス部門PMI速報値
◆米4月新築住宅販売件数

 <5月24日(金)>
◆4月全国消費者物価指数(CPI)
◆3月全産業活動指数
◆英4月小売売上高

【来週の注目銘柄】
「リクルートホールディングス」など、
業績面と信用需給に着目した3銘柄に注目! 
 デジタル・インフォメーション・テクノロジー(2019年5月17日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 情報・通信
 東1・3916
 1785円
 37.8倍
 8.89倍
 金融系業務システムや車載機器関連が順調
独立系のシステム開発会社です。2019年6月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比+9.7%増の91.48億円、営業利益が同+46.6%増の9.55億円でした。ビジネスソリューション事業分野では、金融系業務システム開発、運用サポート事業が堅調な伸びを示したほか、流通系システム開発が伸長。エンベデッドソリューション事業分野では、車載機器関連が順調な伸びを示しています。これを受けて、通期業績を上方修正しており、売上高を前期比+11.0%増の123.00億円、営業利益は同+34.6%増の10.60億円に修正されました。直近の信用倍率は1.50倍と過熱感のあった2月の4倍台から改善しており、需給としては買い方が優位の状況となっています。

 CIJ(2019年5月17日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 情報・通信
 東1・4826
 980円
 14.1倍
 1.38倍
 第3四半期営業利益の進捗率は89%と順調な進捗
独立系のシステム開発会社です。2019年6月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比+4.6%増の147.65億円、営業利益が同+37.7%増の14.97億円でした。システム開発では、官公庁関連の案件の受注が堅調に推移したほか、コンサルテーション及び調査研究情報・通信業における性能調査案件などの受注が堅調に推移しました。通期業績については、売上高が前期比+2.9%増の194.00億円、営業利益は同+17.0%増の16.80億円を見込んでおり、通期計画に対する第3四半期営業利益の進捗率は89%と順調な進捗です。直近の信用倍率は0.92倍と買い残高より売り残高のほうが上回っており、需給面からも株価上昇が期待できます。

 リクルートホールディングス(2019年5月17日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 サービス業
 東1・6098
 3500円
 30.7倍
 6.05倍
 買い残高が2月のピーク時から3分の1程度に減少
2019年3月期業績は、売上高が前期比+6.3%増の2兆3107.56億円、営業利益が同+16.3%増の2230.90億円でした。期初計画の2100億円を上回っての着地となります。求人検索サイトの米インディードや米グラスドアを含む「HRテクノロジー事業」、飲食などの販促や人材紹介の「メディア&ソリューション事業」が好調でした。直近の信用倍率は1.63倍です。買い残高が2月のピーク時より3分の1程度に減少しており、買い方の調整は一巡したと考えられます。足元の株価上昇もあり、需給状況は買い方が優位と言えるでしょう。

 【※今週のピックアップ記事! 】
⇒参院選により注目を集める「農業分野のIT化」関連株を解説!  自民党が公約にする予定で、米中貿易戦争の影響を受けにくい内需株としても株価上昇の期待大! 

 ⇒RIZAPグループ、株主優待にECサイトのクーポン券を導入して「選べる商品」が7000種類以上に!  100株保有時の優待利回りは6.94%で、今期の復配も発表! 
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)

最終更新:5月19日(日)20時10分

ダイヤモンド・ザイ

 

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