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【来週の注目材料】大波乱の可能性も <欧州議会選挙>  その1 概要と23日投票の英国の状況

5月18日(土)17時00分配信 みんかぶFX

 5月23日から26日にかけてEU加盟各国で欧州議会選挙が行われます。
欧州連合の立法機関である欧州議会の議員を決める同選挙。
欧州議会議員は任期5年となっており、
1979年から5年ごとに選挙が行なわれ、前回は2014年でした。
総議員数は751名。
EU加盟各国は人口比に合わせた議席数があてがわれますが
人口の極端に少ないまたは多い国の調整もあり、
最大で96議席(ドイツ)、最小で6議席(エストニア、ルクセンブルク、キプロス、マルタ)の議席を
各国の中で基本的には比例代表制による普通選挙形式で議席を争います。

 欧州議会は元々は諮問的な機関としての意味合いが強かったですが、
その後の条約改正により権限が強化され、
各国の閣僚によるEU理事会と共同で立法を行い、
予算の拒否権を持つなど、現在はかなり強い権限を持っています。
また、欧州の行政機関である欧州委員会の委員長について
欧州理事会は欧州議会の選挙結果をもとに候補者を選定することとなっており、
欧州議会は委員長候補を否認することが出来ます。

 このような強い権限を有する欧州議会ですが、
国内選挙に比べると盛り上がりに欠けることは事実。

 また、国によって若干制度が異なりますが
各国が守らなければいけない条件として
比例代表制であることなどがあり、
その時の政党の勢いなどによって状況が大きく変化することがあります。

 今回の欧州議会選挙の各国の注目ポイントをまとめてみましょう。

 まずはブレグジットの合意が間に合わず結局参加することになった英国。
23日に選挙が行われますが
現状のブレグジット問題での体たらくもあり、
与党保守党、最大野党労働党ともに議席を減らすとみられています。
前回欧州議会選挙で勝利したUKIP(英国独立党)は党勢自体を大きく落としており
こちらも大きく議席を減らす見込み。
代わって台頭しそうなのが、元UKIP党首で
2016年の英国国民投票実施の流れにも寄与したファラージ氏が率いるブレグジット党。
続いて、労働党、EU離脱に反対する自由党、グリーン党と続き
保守党の支持率は第5位とかなり厳しい状況です。
保守党の党勢低下が懸念も、ブレグジット推進派が一位となると
市場としても難しい判断になりそうです。

minkabuPRESS編集部山岡和雅

最終更新:5月18日(土)17時00分

みんかぶFX

 

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