ここから本文です

富田隆弥の【CHART CLUB】 「リバウンド、上値模索」

5月18日(土)10時00分配信 株探ニュース

株式評論家 富田隆弥
拡大写真
株式評論家 富田隆弥
◆米中貿易協議の行方とトランプ大統領のツイート(発言)に世界マーケットが振らされている。5月になり NYダウは直近高値から5.5%、 ナスダックは6.7%下落し、 日経平均株価は4月24日高値2万2362円から5月14日安値2万0751円まで7.2%下落した。チャートは年初からの上昇波動に亀裂を入れ、先行きの展望に注意が必要になった。ただ、日経平均株価のサイコロジカルラインが3勝9敗(25%)になるなどテクニカルは調整一巡感が漂い、目先はリバウンドに転じる可能性がある。その場合、どこまで戻せるかが焦点になろう。

◆「令和」になり冴えない展開が続いている。日経平均株価は14日まで7日続落、15日にようやく121円高と反発したが、16日は再び125円安の2万1062円と下落。日足は2万1800円台にある200日移動平均線と25日移動平均線を割り込み、さらに2万1390円処の75日移動平均線も下回って、一目均衡表の遅行線が「雲」(2万0409~2万1097円)に差し掛かってようやく下げ止まった。

◆このように日足チャートは「陰転」を暗示するが、ただ16日にサイコロジカルラインが25%になり、騰落レシオ(25日線)が73%、RCI(9日線、13日線)がマイナス90%台になるなど短期テクニカルは底値圏に入ってきた。14日安値2万0751円は4月24日高値から日足9本目(変化日)でもあり、そこが当面の安値となって戻りに転じる可能性もある。

◆とはいえ、チャートは陰転を暗示し、戻りには多くの“節”が待ち構えている。少なくとも2万1800円台にある200日移動平均線と25日移動平均線を突破しないと「好転」の兆しは出てこない。それを果たすまではあくまでもリバウンド(アヤ戻り)という見方が必要だ。

◆米国株の日足も同じような見方ができる。目先はリバウンドに転じる可能性はあるものの、NYダウ(15日2万5648ドル)の25日移動平均線は2万6254ドル、ナスダック(同7822ポイント)の25日線は7997ポイントで、それをクリアするまでは崩れた後のアヤ戻りという見方になる。

◆カネ余りでAIが指令を出すという地合いでもあり、米国株は再びV字回復に向かう可能性もあるが、それは25日移動平均線の突破を確認してから考えても遅くないだろう。米中首脳会談が6月28~29日のG20サミットに合わせて開催される可能性はあるが、それまでトランプ大統領の言動にマーケットは引き続き一喜一憂するに違いない。

(5月16日 記、毎週土曜日10時に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース(minkabu PRESS)

最終更新:5月24日(金)8時27分

株探ニュース

 

情報提供元(外部サイト)

【あわせて読みたい】

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

Yahoo!ファイナンスの特集

ヘッドライン