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金委員長が「発射訓練」を視察、兵器の精度を点検-北朝鮮発表

5月5日(日)7時37分配信 Bloomberg

(ブルームバーグ): 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は5日早朝、4日に行われた日本海方向への「発射訓練」を金正恩朝鮮労働党委員長が視察したと明らかにした。「大口径長距離多連装ロケット砲と戦術誘導兵器」の精度を点検することが目的だったという。

トランプ米大統領は4日のツイートで、北朝鮮が兵器の試射を行った可能性があるとの報道には触れず、金委員長との間で非核化に関する取引が「実現するだろう」と述べていた。

韓国合同参謀本部は4日午前9時ごろ(日本時間同じ)に実施された同発射訓練について、当初「ミサイル」としていたが、「飛翔体」に表現を修正した。発射はベトナムでの米朝首脳会談が物別れに終わったことへのいら立ちを示すけん制の動きとみられている。

米国科学者連盟の非常勤上級研究員アンキット・パンダ氏はKCNAの報道後、「北朝鮮は技術面での向上を強調した一方、かなり控えめな言葉で訓練を表現した」と指摘。韓国へのあからさまな脅威にならない行動にとどめることで、昨年9月の南北間の合意への悪影響を抑制しようとした可能性があると分析した。   トランプ大統領は、金委員長が核・ミサイル実験を控えていることが米朝間の交渉継続を支えているとの立場を取っている。4日の北朝鮮の行動を巡る表現を踏まえると、金委員長が実験凍結の約束に違反したと米国が結論付ける可能性は低いことになる。

ホワイトハウスのサンダース報道官は「北朝鮮の行動を承知している。必要に応じ、監視を続ける」との声明を出した。また、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)はトランプ大統領に事態について報告したと、政権高官が匿名を条件に明らかにした。

韓国合同参謀本部の4日早い時点での発表によると、飛翔体は北朝鮮東部・虎島半島から発射され、飛行距離は70-200キロメートルだった。

原題:North Korea Confirms Kim Jong Un Ordered Rocket-Launch Drill (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.
Jihye Lee

最終更新:5月5日(日)13時09分

Bloomberg

 

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