ここから本文です

明日の戦略-下げ幅縮小で週間プラスを達成、連休明けも上昇トレンドは継続か

4月26日(金)16時47分配信 トレーダーズ・ウェブ

 26日の日経平均は反落。ダウ平均の3桁下落や円高を嫌気して下落スタート。幅広い銘柄が売られる中、下げ幅を200円超に広げた。しかし、売り一巡後は持ち直す展開。しばらく安値圏でもみ合ったが、後場に入ると売り圧力が和らぎ下げ幅を縮めた。14時以降は戻りに勢いがつき、ジャスダック平均やマザーズ指数はプラス転換。日経平均も終盤にかけて買いが入ったが、プラス圏には届かず小幅安で終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆5700億円。業種別では騰落率上位は精密機器、海運、鉱業で、下位は非鉄金属、金属製品、石油・石炭となった。今期の増益見通しが好感された三菱電機が後場プラス転換から大幅高。反面、前期の2桁増益着地に対して、今期計画が微増益にとどまったSGホールディングスが後場に入って大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり731/値下がり1325と売りが優勢。今期48%営業増益計画の京セラが大幅高。富士電機やファンケルなども決算が買い材料となり大幅上昇。野村不動産HDや水戸証券は自己株取得の発表が好感された。大塚家具は大塚久美子社長が父・勝久氏と和解する方向と一部メディアで伝えられたことを材料に急騰した。一方、前期の大幅増益着地に対して、今期が一転減益計画となったアドバンテストやアンリツが急落。ZOZOは計画下振れ着地が嫌気されて大きく値を崩した。JR東海やOLCも決算失望で大幅安。今期減収減益計画のMARUWAは一時ストップ安まで売られるなど急落した。上場2日目のトビラシステムズは一転売り気配スタートとなったが、終値は初値を上回った。

 日経平均は後場に値を戻したことで週間でもプラスを達成。4週連続の上昇で4月は週間ベースでは全勝となった。10連休を前にどこかで崩れるかもしれないという懸念は杞憂に終わった。きょうもアドバンテストや任天堂が売り気配スタートとなり、序盤はほぼ全面安。リスク回避の売りが加速してもおかしくはなかったが、投資家は冷静に任天堂の押し目を拾っており、アドバンテストが下げたからといって他の半導体株を売りたたくようなことはしなかった。日経平均の月足チャートを見ると、2月と3月の戻り局面では抵抗となった24カ月線(21673円、26日時点)を、4月は明確に上回っている。ガイダンスリスクと10連休リスクが警戒された4月を波乱なく通過し、長期のチャートも好転したことで、5月も当面は堅調な地合いが続く可能性が高い。


【5月第2週の見通し】
 波乱含みもしっかりか。東京市場は10連休に突入し、7日(火)から5月相場がスタートする。休場の間に中国4月製造業PMIや米アップル決算、FOMC、米4月雇用統計など、多くの注目材料を海外で消化するスケジュール。好材料、悪材料はある程度相殺されるだろうが、連休明けはそれなりに振れ幅の大きい展開が予想される。ただし、空白を埋めた後は、比較的強い動きになると予想する。国内では決算発表が目白押し。4月までは大型連休を敬遠してマーケットから距離を置いていた、またはこれに備えてポジションを外していた投資家も少なくないと想定されるだけに、商いの増加が相場を下支えする可能性が高い。改元で祝賀ムードも高まりやすい中、連休中の消費活況などのニュースが多く出てくれば、市場の楽観ムードが高まる展開も期待できる。海外市場が暴落するようなことがなければ、連休明けも上昇トレンドには変化なしと考える。


【今週を振り返る】
 堅調となった。翌週に大型連休を控えて模様眺めムードは強かったものの、業績関連のニュースが出始めたことで個別物色が活況。米国株も高値圏を維持する中、底堅い展開が続いた。日銀の金融政策決定会合では、フォワードガイダンスが修正されたことなどがサプライズとなり、日経平均は年初来高値を更新。一方、日米で決算を材料に大きく下げるものも散見されたことから、後半は市場の空白リスクを意識した売りにも押された。日経平均は週間では58円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。


【来週以降(~5/10)の予定】
 国内では、天皇陛下が退位(4/30)、皇太子殿下が新天皇に即位、日銀金融政策決定会合議事要旨(3/14~15開催分)(5/1)、4月新車販売台数、4月軽自動車新車販売台数(5/7)、日銀金融政策決定会合の主な意見(4/24~25開催分)、4月マネタリーベース、10年国債入札(5/8)、4月都心オフィス空室率(5/9)、3月家計調査、3月毎月勤労統計、オプションSQ(5/10)などがある。

 決算発表は、オリックス、カプコン、HOYA、ジョイ本田、マクニカ富士、サカイ引越、ミルボン、ニチアス、アトム、ノジマ、長瀬産、ヤマハ発、アクシアル、スパークスG(5/7)、トヨタ、ソフトバンク、ホンダ、SUMCO、富士フイルム、IHI、ローム、双日、アサヒ、サントリーBF、ミツコシイセタン、協和キリン、ディスコ、住友重、ブラザー、ミネベアミツミ、横河電、シスメックス、パンパシHD、ワークマン、ヒロセ電、AGC(5/8)、ソフトバンクG、パナソニック、日本製鉄、シャープ、キリンHD、小野薬、日清食HD、ダイセル、塩野義、三菱重、住友商、東ソー、科研薬、丸紅、三菱商、京阪HD、GMOPG、昭電工、メルカリ、参天薬、テルモ、トレンド、ライオン、東海カ、住友鉱、ダイキン、日精工、ニコン、リコー、バンナムHD、NTTデータ、コナミHD、ヤマハ、東センチュリー、カカクコム、ミスミG、三菱自(5/9)、清水建、オリンパス、NTT、SUBARU、マクドナルド、東洋水産、ALSOK、旭化成、大日住薬、大成建、長谷工、味の素、田辺三菱、コムシスHD、東急不HD、ネクソン、関西ペ、楽天、住友電、ハーモニック、クボタ、アズビル、スズキ、島津製、イオンFS、三井不、京急、名鉄、ダイフク、りそなHD、静岡銀、ホシザキ(5/10)などが予定している。

 海外では、米3月個人消費支出・個人所得(4/29)、中国4月製造業PMI、FOMC、米2月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米4月シカゴ購買部協会景気指数、米3月NAR仮契約住宅販売指数、米4月消費者信頼感指数、フェイスブック開発者会議「F8」(米サンノゼ、~5/1)(4/30)、米4月ADP雇用リポート、米3月建設支出、米4月ISM製造業景気指数(5/1)、米3月製造業受注(5/2)、米4月雇用統計、米4月ISM非製造業指数(5/3)、米3月消費者信用残高(5/7)、中国4月消費者物価指数、米3月貿易収支、米3月卸売売上高・在庫(5/9)、米4月消費者物価指数、米4月財政収支(5/10)などが注目される。

 米企業決算では、アルファベット、ウェスタン・デジタル、ロウズ・コーポレーション、MGMリゾーツ・インターナショナル(4/29)、アップル、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、ゼネラルモーターズ、マスターカード、ゼネラル・エレクトリック、イーライリリー・アンド・カンパニー、コーニング、マクドナルド、ファイザー(4/30)、クアルコム、ヒルトン、メットライフ、ガーミン、ジョンソンコントロールズ、シールドエアー、ハリス・コーポレーション、プルデンシャル・ファイナンシャル、CMEグループ(5/1)、S&Pグローバル、アンダーアーマー、プログレッシブ・コープ、パーカー・ハネフィン、エクセロン、ケロッグ、モトローラ・ソリューションズ、スカイワークス・ソリューションズ、CBSコーポレーション(5/2)、ニューウェルブランズ(5/3)、タイソン・フーズ、シスコ、インターナショナル・フレバー・アンド・フレグランス、オクシデンタル・ペトロリウム、アメリカン・インターナショナル・グループ、FMC(5/6)、エマソン・エレクトリック、ジェイコブズ・エンジニアリング・グループ、AES、トリップアドバイザー(5/7)、CBRE(5/8)、ベクトン・ディッキンソン、シマンテック(5/9)、バイアコム(5/10)などが発表を予定している。
小松

最終更新:4月26日(金)16時47分

トレーダーズ・ウェブ

 

情報提供元(外部サイト)

トレーダーズ・プレミアム

トレーダーズ・プレミアム

DZHフィナンシャルリサーチ

株式情報会員専用サービス
入会受付中

月額10,000円(税別)

株・為替ニュースでおなじみのトレーダーズ・ウェブ では、個人投資家注目の話題の銘柄や反転シグナル点等銘柄が毎日キャッチできる豊富なコンテンツを提供しています!

【あわせて読みたい】

ヘッドライン