ここから本文です

4月に突如急騰した仮想通貨。今後のトレンドはどうなるのか?

4月26日(金)15時31分配信 HARBOR BUSINESS Online

(ハーバー・ビジネス・オンライン)
拡大写真
(ハーバー・ビジネス・オンライン)
 ’17年末の史上最高値をピークに、仮想通貨は昨年はずっと低迷していたが、4月に突如急騰!? 今後、上昇するのか? 反落するのか? 仮想通貨“三賢者”が読み解く!

◆三賢者が予想 仮想通貨は再浮上するのか?

 ビットコイン(BTC)は長い眠りから覚めたのか――。

 ’17年12月に史上最高値の1BTC=約230万円を記録した後、何度かの暴落を経て、昨年は1年を通して低迷……。11月の下落でついに50万円を割り込んでいた。ところが今年1月末、年初来安値の約37万円を底にジリジリと値を上げ、4月25日時点、60万円を超える水準まで回復した。

 今回の急騰の理由は、「内外で法整備が進んだことによる、市場環境の改善」「FRBの利下げ見送りによる、マネーの流入」……などと、いろいろ取り沙汰されているが、仮想通貨に精通する“三賢者”にその真相を聞いた。

◆4月の急騰には明確な理由はない!?

 ’14年から仮想通貨に投資する“仮想通貨エヴァンジェリスト”のひろぴー氏はこう話す。

「これといった理由はない……。昨年、ビットコインは底値圏で燻っていたが、ようやく投機資金が抜け切り、下げ止まったタイミングで米国の法整備も進んだ。おそらく大口の機関投資家は、自ら買い漁って相場を上昇させた上で、ビットコインETFなどの商品をつくり、一般の投資家に買わせる。そして、ある程度まで相場を上げたら、また崩壊させる……そんなシナリオを描いているのでしょう。4月の急騰は、このシナリオの序章にすぎず、何十年に一度の大相場をつくっていく公算が大きい」

 “億り人”の凄腕トレーダーで、自ら独自のトークン「502 Bad GatewayToken」まで開発した502おじさん氏もこう続ける。

「後付けで、何とでも言えちゃう。ファンダメンタルズで説明すれば納得はしやすいけれど、材料があって高騰したのではなく、強いて言えばそういうチャート。そして、チャートは大口の投資家がつくっている。’17年の暴騰にしても大口の投資家が仕組んだもので、上がったところで資金を抜く……その後、大口がまた仕込みを始め、相場を上昇させて人々の関心を引いている。それが、まさに今なのです。’18年は下げ相場でしたが、一方で環境の整備がかなり進んだ。下げ相場は、大口が資金をどんどん抜いていき、底を打ったところで今度は買い集めていた。だから、どんな好材料が出ても相場を上げさせないようコントロールした。こうしたことが可能なのは、ビットコインの時価総額が約10兆円と非常に小さいからです」

◆上昇する要因が目白押しのビットコイン

 今回の急騰の要因ではなかったにせよ、市場環境の整備がグッと進んだのは確かだ。今年3月には、仮想通貨の交換業者取引に関する資金決済法と金融商品取引法の改正案が閣議決定され、みなし業者は淘汰されることになった。「みんなの仮想通貨」プロデューサーの児山将氏が、その効果を説明する。

「昨年のコインチェック流出事件以降も、日本では市場環境の整備が進まず、世界から取り残されていた。ところが、法改正に伴い、大幅に前進したことが市場参加者に好感されている。JRが株主のディーカレットやヤフーが出資するTAOTAOなど、新規参入の取引所が認可されたが、これらは仮想通貨の過熱が終わった後に参入した業者。信頼性の高い業者の増加と法改正が重なったこともあり、環境は劇的に変わりました」

 上昇する要因が目白押しのビットコインだが、好材料はまだある。

「昨年もそうでしたが、世界最大の仮想通貨イベントである『コンセンサス』(今年は5月13~15日に開催)の前に相場は上昇しており、上げ材料になっている。マイクロソフトなど大企業の幹部や米SEC委員長も参加するので、重要な発表があるのではという思惑を呼び、相場が好転しやすい。また、仮想通貨のマイニング(発掘)コストの低下も、相場上昇を後押しする。マイニングには大量の電力が必要なので、大手のマイナーの多くが電気料金の安価な中国に拠点を移している。特に、水力発電がフル稼働する雨季には電気が安くなるので、マイニングが盛んになります。その結果、ハッシュレートが上がり、ビットコイン相場の上昇に繫がりやすいのです」(児山氏)

◆ビットコイン価格は5年後に100倍?

 中国の雨季は5~9月。つまり、上昇の好材料が重なることになる。さらに、仮想通貨ならではの半減期も上昇の追い風となる。

「6月のG20では、国際標準のルールが打ち出される見込みで、規律ある規制は市場にとって非常にポジティブ。大手企業が参入しやすいルールができれば、大資本が動き、大量のマネーが流入しますから。また、ビットコインの半減期は4年ですが、来年がそれに当たる。半減期に伴うマイニング報酬の減額は、金融引き締めと同じ効果を持ち、供給が減れば価格は上昇する。加えて、マイナーからの売り圧力緩和に向けての仕込みが今年始まるでしょう。これらすべてが上昇要因となり、史上最高値を狙いにいく」(ひろぴー氏)

 ビットコインはどこまで爆騰するのか。502おじさん氏の見立てはさらにポジティブだ。

「2年後には過去の最高値の約230万円を超えて、500万円の値をつける可能性が高い。なぜなら、昨年から1年数か月にわたり低迷した相場で、大口が相当買い集めているからです。今後しばらくは大口の買いが続くでしょうね。5年後には100倍になっている可能性も十分ある」

 ビットコインの上昇は間違いないと、三賢者とも口を揃える。では、ほかの仮想通貨はどうか。’17年には2回“アルトコイン・バブル”が発生している。

◆ビットコインが上がるならアルトコインも

「当時、まずビットコインが高騰し、時間差があってアルトコインが軒並み10倍以上に値を上げた。時間差の理由を、独自に編み出した“502セオリー”で説明しましょう。キーワードはメディア。例えば、『リップルが30倍の1000円に高騰』と、『ビットコインが5倍の250万円で最高値更新』というニュースがあったとして、バリューが大きいのはビットコインです。というのは、一般的には仮想通貨=ビットコインだから。

つまり、大口がまずビットコインを釣り上げ、最高値更新で世界中のメディアが報じると、新たに仮想通貨に投資する人が増える。その後、大口はアルトコインを釣り上げ始める。つまり、まずビットコインを釣り上げないと、仮想通貨市場に人が集まらないのです。今後、起こるであろうアルトコインの高騰にも、かなりのタイムラグが生まれるでしょうね」(502おじさん氏)

 氏によれば、まずは絶好の仕込み時であるビットコインに投資すべし! その後、上昇が期待される、三賢者お薦めの仮想通貨を以下に掲げた。眠りから覚めた仮想通貨から、今後は目を離せない。

◆今後、上昇が期待される仮想通貨

リスク(LSK)ひろぴー氏推奨

本社は仏、開発拠点を独に置き、今後、欧州の中心的なコインになる可能性大。現在、時価総額は20位台だが伸び代は大

オーケービートークン(OKT)502おじさん氏推奨

バイナンスコインと並び、すでに注目されているが、取引手数料が割引になったり利点が多い。今後、影響力増大は必至

トロン(TRX)児島 将氏推奨

世界で60以上の取引所に上場する信頼性は高く、投資しやすいコイン。今後もさらに多くの上場を目指しており、高評価

【ひろぴー氏】

仮想通貨エヴァンジェリスト。株、FX、先物、商品から仮想通貨まで幅広く投資する専業トレーダー。フィンテック企業・CXR代表取締役。執筆、講演など精力的に活動する。サイト:Bitcoin-FX

【502おじさん氏】

個人投資家。’17年7月から仮想通貨投資を始め、アルトコインの短期売買で600万円の元手を1億円超に増やした”億り人”。とぼけた語り口はウィットに富みファンは多い。「502大佐のコインハンター」連載中

【児山 将氏】

投資情報サイト「みんなの仮想通貨」プロデューサー。大学4年からFXを始め、現在は株、指数、オプション、商品、仮想通貨など多岐にわたり投資を行っている

取材・文/斉藤武宏
ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:4月27日(土)14時41分

HARBOR BUSINESS Online

 

【あわせて読みたい】

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

平均年収ランキング

ヘッドライン