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ソニー、今期営業益9%減予想 CFO「高い利益水準は維持」

4月26日(金)16時21分配信 ロイター

 4月26日、ソニーは、2020年3月期の営業利益は前年比9.4%減の8100億円を予想していると発表した。写真はロンドンで2月撮影(2019年 ロイター/Simon Dawson)
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 4月26日、ソニーは、2020年3月期の営業利益は前年比9.4%減の8100億円を予想していると発表した。写真はロンドンで2月撮影(2019年 ロイター/Simon Dawson)
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[東京 26日 ロイター] - ソニー<6758.T>は26日、2020年3月期の営業利益は前年比9.4%減の8100億円を予想していると発表した。前年度にEMIの連結子会社化による再評価益を計上した反動に加え、次世代ゲーム機の開発費などが収益を圧迫する見通し。

会社予想はリフィニティブが集計したアナリスト22人の予測平均値8344億円を下回る。

会見した十時裕樹・最高財務責任者(CFO)は「18年度は営業利益、税引き利益、当期利益は2年連続で過去最高を更新した」と指摘。「19年度も高い利益水準を維持できる見通しで、収益が安定してきたのはリカーリング売り上げの比率を高め、収益基盤の強化を図ってきた成果だ」と強調した。

売上高は前年比1.5%増の8兆8000億円を予想。このうち注力しているイメージセンサー売上高は8400億円を計画している。前期は7114億円だった。

十時CFOは需要増に対応するために増設棟の建設を検討していることを明らかにし、「仮に19年度に建設を決定した場合、2020年度までの設備投資は1000億円程度増加する可能性がある」と語った。

2013年の発売から6年目を迎えている据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の販売は1600万台を計画。前期は1780万台だった。

ゲーム&ネットワークサービス事業の営業利益予想は今期2800億円と、前期の3111億円から落ち込む見通しとなっている。

十時CFOは減益幅について「この差分の大半は次世代機の開発費だ」と語った。

不振のモバイル・コミュニケーション事業の営業損益予想は今期470億円の赤字と、前期の971億円の赤字から損失が半減する見通し。十時CFOは構造改革は着実に進んでいるとして「2020年度の黒字化は十分達成可能だ」と自信を示した。

今期のスマートフォン販売計画は500万台と、前期の650万台からさらに減る計画となっている。

計画の前提となる為替レートは1ドル110円、1ユーロ125円。

2019年3月期の売上高は前年比1.4%増の8兆6656億円、営業利益は同21.7%増の8942億円だった。

同社はこの日、中期経営計画で掲げていたエレクトロニクス事業とエンタテインメント事業の2020年度の営業利益目標を取り下げることも併せて発表した。

*内容を追加しました。

(志田義寧)

最終更新:4月26日(金)18時27分

ロイター

 

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