ここから本文です

<特集>いまこそ割安株マーク(2)=トーカロ―受注の勢い回復に期待

4月21日(日)8時09分配信 モーニングスター

現在値
トーカロ 661 -21
 トーカロ <3433> に注目したい。米中貿易摩擦の深刻化で世界経済への不透明感が強まる中、19年3月期連結業績は第3四半期(18年10-12月)に伸び悩んだが、その分、株価は下落して大底を確認し、戻り歩調にある。予想PER10倍割れで配当利回り3.2%と指標面も割安であり、水準訂正が期待できそうだ。

 同社は産業機械・装置・部品などに高硬度、高融点の金属やセラミックを高温で溶かして高速で吹き付け、高機能皮膜を形成する「溶射」の大手メーカー。自動車、鉄鋼、電力をはじめとする基幹産業からエレクトロニクス、原子力、宇宙、医療関連など先端分野まで広く支え、半導体・FPD(フラットパネルディスプレー)製造装置関連が売上の4割超に拡大している。

 19年3月期第3四半期累計(18年4-12月)は、売上高307億2600万円(前年同期比17.9%増)、営業利益66億7300万円(同21.5%増)。「半導体・FPD製造装置用部品への加工」が135億6700万円(同42.5%増)を売り上げ、全体として2ケタの増収・増益を達成したが、第3四半期に限ると「半導体・FPD製造装置用部品への加工」は売上高41億7700万円(同23.3%増)、受注高は43億3300万円(同1.1%増)に減速し、連結営業利益は20億円(同0.6%増)と微増益。通期の営業利益予想87億円(前期比22.4%増)達成へのハードルが若干上がった形となった。

 ただ、こうした状況は18年12月25日に747円まで売り込まれた株価には織り込み済み。期初の業績予想に保守的な傾向のある同社だけに、5月10日に予定される決算発表は期待できないかも知れないが、株価の面では受注の回復を既に先取りしつつある。

提供:モーニングスター社

最終更新:4月21日(日)8時09分

モーニングスター

 

【あわせて読みたい】

この記事の関連銘柄ニュース

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

ヘッドライン