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週間為替展望(ドル/ユーロ)-ドル円は日米協議に注目

4月20日(土)4時35分配信 トレーダーズ・ウェブ

◆ドル円は、日米通商協議、日米首脳会談、日米財務相会談に注目
◆24-25日の日銀金融政策決定会合での追加緩和の有無に注目
◆ユーロドルは、欧米通商摩擦の行方や独4月Ifo景況感指数に要注目
(為替情報部・山下政比呂)

予想レンジ
ドル円 109.00-113.00円
ユーロドル 1.0900-1.1400ドル

4月22日週の展望
 ドル円は伸び悩む展開か。4月27日からの10連休を控えて、108円台から104.87円まで急落した1月の「フラッシュクラッシュ」への警戒感が高まっている。重要なイベントを控えて上値が重い展開が予想される。
 4月15-16日の茂木経済財政相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表による第1回日米物品貿易協定(TAG)交渉では、農産物・自動車を巡る交渉が確認された。26日の日米首脳会談の前に第2回交渉が開催される予定となっている。
 日米首脳会談に合わせて、麻生財務相とムニューシン米財務長官による日米財務相会談も予定されている。米財務長官は、日米通商協定の中に「為替条項」を盛り込むことを主張しており、米通商代表部も対日要求22項目に「為替条項」を明記している。
 トランプ大統領は、ロス米商務長官による通商拡大法232条に基づく自動車輸入調査報告書に関する検討期限の5月18日までに、自動車関税の決断を行うことになっている。
 リスクシナリオは、トランプ大統領が安倍首相に対して、日米貿易不均衡是正に向けた自動車関税の導入を示唆し、ムニューシン米財務長官が麻生財務相に「為替条項」の導入を示唆した場合となる。
 24-25日の日銀金融政策決定会合では、月例経済報告での景気判断の下方修正を受けて、追加緩和の有無が注目される。これまで、月例経済報告での下方修正後に、黒田日銀総裁は黒田バズーカ砲(第1弾~4弾)を打ち出しており、1-3月期の実質国内総生産(GDP)がマイナス成長に落ち込んだ可能性が警戒されていることで、追加緩和第5弾(円安要因)への期待感が高まっている。
 ユーロは軟調推移か。トランプ政権が欧州連合(EU)からの輸入品110億ドルに対して関税を課すと表明し、EUも米国からの輸入品200億ドルに報復関税措置を打ち出したことで、米欧通商摩擦が激化しつつある。ユーロ圏の景気減速への警戒感が高まっていること、ドイツが今年の成長率見通しを+0.5%へ下方修正したことで、独4月Ifo景況感指数に要注目となる。
 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、6月のECB理事会で、銀行への貸し付け基準やマイナス金利について決定することを示唆しており、ユーロの上値を抑える要因となる。
 ユーロ円は、ユーロ圏の景気減速懸念、欧米通商摩擦、欧州の政治情勢への警戒感から軟調推移か。

4月15日週の回顧
 ドル円は、日米物品貿易協定交渉で、為替条項に関する協議が無かったこと、中国1-3月期GDPが前年同期比+6.4%だったことで年初来高値の112.17円まで強含みに推移した。米中通商協議が5月に合意に到達するとの観測報道も円売り要因となった。ユーロドルは、4月仏・独・ユーロ圏製造業PMI速報値の悪化を受けたユーロ圏の景気減速懸念、欧米通商摩擦の激化懸念から、1.1324ドルから1.1226ドルまで下落した。ユーロ円も126.81円から125.65円まで下落した。(了)

最終更新:4月20日(土)4時35分

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