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<話題>信用倍率が2年3カ月ぶりの低水準

3月29日(金)17時30分配信 モーニングスター

 今週(25-29日)目に付いたのは、26日引け後に東京証券取引所が発表した22日申込み現在(2市場合計)の信用残高(金額ベース)。「買い残」が前週末比210億円減に対し、「売り残」は同1329億円増で、信用倍率は2.25倍と、前週末の2.59倍からさらに大きく低下。16年12月22日申込み現在の2.19倍以来の水準まで低下した。

 ただし、この取り組みの好転を鵜呑みにはできない。というのも、3月期末の配当や株主優待の権利を得るため、手数料の安いネット証券経由で現物買いと、つなぎ売り(カラ売り)の、クロス取引がかなり入っていたと見られるからだ。もちろん相場展開にもよるが、このところ3月と9月の権利付き最終日が接近すると、「売り残」が急増し、直後に急減するという動きが続いている。

 前週(18-22日)も、日経平均株価が前週末比176円高となるなか、逆張りによる増加分も含め「売り残」は1329億円も増加。ちなみにこの金額は、18年9月21日申込み現在の1722億円増以来の水準。では、その翌週の相場はというと、日経平均は前週末比250円高の2万4120円で終え、逆張り傾向なら増加しているはずの「売り残」は1382億円減少していた。渡し株に加え、踏み上げによる買戻しが入ったという印象だ。

 今週、日経平均株価は421円安。28日に一瞬2万1000円を割ったが、29日の終値は2万1205円と、2万1000円の岩盤はやはり分厚い印象。売り方もそう感じて買い戻したのか、それとも売りを仕掛けたが崩し切れなかったか。それは「売り残」の動向に表れるはず。当面、ファンダメンタルズの不透明感は拭えそうにないだけに、需給は注目が怠れない。

提供:モーニングスター社

最終更新:3月29日(金)17時30分

モーニングスター

 

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