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「中1の勉強」でつまずかないための2つのルール

3月22日(金)5時40分配信 東洋経済オンライン

「中1ショック」という言葉を知っていますか?(写真:Fast&Slow/PIXTA)
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「中1ショック」という言葉を知っていますか?(写真:Fast&Slow/PIXTA)
今年も卒業式のシーズンを迎えました。これからお子さんが中学校に上がり、授業についていけるか心配な親御さんも多いのではないでしょうか? 
中学生になると、勉強量はグッと増え、部活や人間関係など大きな環境変化に直面します。心身ともに、まだ幼い入学当初の子どもたちが、環境の大きな変化で中学生活や勉強面でついていけなくなる「中1ショック」。これを回避するには、どうすればいいのでしょうか? 
そこで、全国の小中学生のお子さんを持つ親御さん、同業者からも相談が殺到する「さくら個別指導学院」塾長・國立拓治氏の最新刊『小学生のうちに身につけたい!  「勉強」のキホン』から解説します。
■小学6年生のうちから、しっかり準備していく

 そもそも小学校の勉強には、親のサポートが欠かせません。まだまだ精神的に幼く主体的に勉強するには、親の支えなくては、大半の子は勉強がわからなくなってしまうからです。

 ただそれも中学に入学し、中1の2学期ごろには終わりを迎えます。子どもたちが思春期を迎え精神的に成長し、親離れがはじまるからです。勉強に限らず、すべてにおいて子どもは、親の介入を嫌がるようになります。
 そして、このタイミングで、「中1ショック」が起きてしまうのです。親がいくら力になりたくても、子どもは素直にアドバイスを受け取ってくれないのです。

 「中1ショック」におちいらないためにも、子どもが親の言うことに対し素直に耳を傾けてくれる小学6年生のうちから、しっかり準備していくことが重要です。

 そのいくつかの準備のうち、今回は、2つのルールをご紹介いたします。

ルール① 学校の授業をしっかり聞く
 当たり前すぎて拍子抜けされている方も多いのではないでしょうか。しかし、このルールはあえて書く必要があるくらい、とてもとても大切なのです。
 なぜなら、中学生になり思春期を迎えると、学校の授業を聞かない子が増えるからです。「真面目に授業を聞かないのがカッコいい」と大いなる勘違いをする子までいます。こんな状態でテストの点数が取れると思いますか?  取れたら逆におかしいですよね? 

 「勉強をしているそぶりを見せないのに成績がいい子」は、まず授業を集中してしっかり聞いています。さらに、自宅などで、正しい勉強法で圧倒的な努力をしています。

■親がすべきこと2つ
 学校の授業をしっかり聞くために、親がすべきことは、2つです。

 まず1つ目は、学校の面談などで毎回決まり文句のように次のことを先生に聞いてください。

 「うちの子はちゃんと、集中して授業を聞いているでしょうか?  おしゃべりやほかのことなどしてはいませんでしょうか?」

 学校の先生が本当のことをおっしゃることを遠慮してしまわぬよう「もしも、授業に集中していないことがあれば、お手数をおかけいたしますが、いつでも教えてくださると助かります」と丁重にお願いしておくのもいいですね。
 2つ目は、通知表を見るときは各教科のいちばん上の評価欄をチェックしてください。この評価欄は、小学校・中学校共通で、意欲・関心・態度を表しています。全教科見渡してこの欄の評価がほかの欄に比べて悪くないかどうか、学年が上がるにつれて悪くなっていないかどうか確認してください。不安な評価であれば面談の際に授業での様子を先生に聞くといいでしょう。

 また面談で先生に聞いた内容は、お子さんにも伝えてあげてください。お子さんが「お父さん、お母さんは、授業の様子も気にしているんだなぁ」という意識を持つことができたらしめたものです。
 一方で、絶対に避けてほしいことがあります。面談やお子さんの話を通じて、先生を悪く言ったりしないでください。子どもに「先生(=大人)の言うことは信用できない」と教えているようなもので、先生はもちろん親の言うことも聞かなくなります。

 そういう態度では、先生のほうも「教えたい」と思ってはくださらないでしょう。多少不安があってもお子さんには「先生(=大人)に対する礼儀」をしっかりわきまえさせ、親御さんが、そのお手本を見せてあげてください。
 学校の授業は、親が力を貸すことができない、子どもだけが頑張る聖域です。この聖域に対して、小学校のうちに外から働きかけて、なんとか授業をしっかり聞けるようにしていきたいですね。

ルール② ノートを整える
 成績が芳しくない子の1つの特徴として、“ノートをギュウギュウに詰めて書いている”という共通点があります。そしてこの習慣をなくし、「整ったノート」を書く方法を知るだけでみるみる成績が上がった子の多いこと多いこと。なぜノートをギュウギュウに詰めているといけないのでしょうか。理由として以下の3つが挙げられます。
・ノートに何が書いてあるか、後から確認できなくなる
・見にくいためケアレスミスを起こしやすい
・問題を間違えたときに、解き直しを書き込めるスペースがない

■整ったノートを書くコツ

 では「整ったノート」を書くためには、どうすればよいのでしょうか。実は、たった2つのルールだけ守れば問題ありません。勘違いしてしまう子が多いのですが、「整ったノートを書く」と「きれいなノートを作る」はまったく別物です。多くのルールがありすぎても覚えられませんし、ましてや小中学生くらいだと“ルールにのっとりきれいなノートを作る”ことが目的になってしまいます。そのためノートのルールは、2つで十分といえるのです。
 まず1つ目は、問題と問題の間は1行空けることです。問題と問題の間を1行空けるだけで、見違えるように見やすくなります。マル付け後に解き直しができるように、余白部分は大きくとっておきましょう。

 2つ目は、日付と問題情報を書くことです。後からノートを見たときに、ストレスなく取り組んだ内容が見えるように日付と解いた問題の情報(どの問題集、何ページなど)を書いておきましょう。

 ノートを整えることで学校でも家庭でも学習の振り返りがしやすくなります。ぜひお子さんに実践してもらうようにしてください。
 この2つのルールは5教科すべて共通です。このルールを参考にお子さんの学習のサポートをしていただき、少しでも成績アップのお役に立てれば幸いです。
國立 拓治 :さくら個別指導学院 塾長

最終更新:3月22日(金)5時40分

東洋経済オンライン

 

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