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【これからの見通し】米FOMC会合はネガティブなムードを緩和できるか

3月20日(水)15時42分配信 みんかぶFX

【これからの見通し】米FOMC会合はネガティブなムードを緩和できるか

 きょうは今年2回目の米FOMC会合の結果が発表される。前回1月会合では「さらなる漸進的利上げ」の文言が削除され、バランスシート縮小を終了する適切な時期を精査中、とされた。昨年12月以降は米FOMCはハト派方向に傾斜している。きょうの注目ポイントは一段と緩和姿勢が強まるのかどうかとなりそうだ。

 具体的にはメンバーの経済予測や金利見通しの内容が注目されよう。インフレ見通しの引き下げや年内利上げ回数が従来の2回から1回に減少することなどが、事前のマーケットでは想定されている。FF金利先物市場では、年内利上げ確率はほぼゼロに近づいており、むしろ12月利下げ確率は25%近辺に上昇している。事前の織り込み程度の内容では、株式市場がネガティブな反応を示す可能性もあり、注意しておきたい。

 また、バランスシート縮小を終了する適切な時期はいつになるのか。パウエル議長会見でより具体的な開示があるのかどうかもポイントとなろう。早期停止となれば、株式市場は好感しそうだ。

 きょうは米中貿易協議が難航しているとの報道もあって、上海株や香港株が軟調に推移している。市場のFOMCのハト派姿勢への期待感は予想上に大きくなりそうだ。逆に、具体的な点に踏み込まないようだと、失望売りも。

 米FOMC結果発表までは動きにくい展開が予想される。そのなかでは、英国関連の材料が注目されそうだ。経済指標では2月の英消費者物価、小売物価、生産者物価などが発表される。消費者物価指数の前年比は+1.8%、コア前年比は+1.9%と想定されており、いずれも前回並みの水準。カーニー英中銀総裁は、一時的に2%を下回る状況がみられる、としたが、今回も2%割れとなれば、インフレ鈍化が長引くとの見方もでてきそうだ。

 EU離脱関連は引き続きカオス状態。今週の英議会採決はないと前日の英政府が確認していた。離脱期限日までEU側とぎりぎりの協議の姿勢はみせているものの、英政府離脱案の修正に決定打はでそうにない。EUが指摘するように、英国側の問題が大きい。保守党での離脱強硬派の行動は不透明な面が強い。すんなりと、離脱延期になるのか、あとひと悶着あるかもしれない。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

最終更新:3月20日(水)15時42分

みんかぶFX

 

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