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株式明日の戦略-日銀会合を無難に通過、来週はFOMC期待を支えに堅調か

3月16日(土)2時16分配信 トレーダーズ・ウェブ

 15日の日経平均は3日ぶり反発。円安進行を好感して上昇して始まると、上げ幅を拡大。前場で21500円台を回復した。昼安みには日銀の金融政策の現状維持が発表されたが、これを受けて、為替市場ではドル円が急失速。後場の悪影響が懸念された。しかし、先物は落ち着いた動きが続くなど、さほどネガティブ視する動きは見られなかった。ポジティブサプライズがなかった分、21500円より上は重く、大引けが後場の安値となるなど終盤は失速したが、後場の値幅は70円弱と小動きに終始した。バイオ株の多くが手じまい売りに押されており、マザーズ指数は下落した。東証1部の売買代金は概算で2兆7800億円。業種別では鉱業やその他製品、繊維などが強い動き。一方、下げているのは海運と非鉄金属の2業種のみで、ほか建設の上昇が限定的となった。一部メディアで北朝鮮が米国との非核化協議の停止を検討したと報じられたことから、石川製作所など防衛関連が後場急騰。反面、「いきなり!ステーキ」業態の2月の月次が弱かったペッパーフードサービスが大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1434/値下がり634と買いが優勢。主力どころでは安川電機や任天堂、東京エレクトロンなどが大幅上昇。米国生産の拡充を発表したトヨタや、四輪車で部品の共通化を進めると報じられたホンダなど自動車株にも強い動きが見られた。好材料のあった銘柄には買いが殺到しており、決算を受けてストリームや三井ハイテックがストップ高。ソルクシーズは自己株取得が好感されてストップ高まで買われた。一方、本日がリバランス需給発生日となるオムロンが3日続落。売買代金は全市場でトップとなった。ソニーやTDK、キーエンスなどが軟調で、シャープやJDL、ルネサスなどが弱かった。決算が失望となったプリントネットやヤーマン、鎌倉新書は急落した。きょうマザーズに新規上場したカオナビは、高い初値をつけたものの、その後は失速した。

 きょうは前場は小動きで後場に荒れると予想していたが、真逆の展開。前場に大きな動きがあり、後場は小動きとなった。日銀の金融政策現状維持決定を受けてドル円は鋭角的に円高に振れたが、これを嫌気する売りはほとんど出てこなかった。結局、日銀には大して期待も高まっていなかったのかという反応だが、失望材料とならず日経平均がしっかり上昇で終えたことはポジティブ。今週は大幅高も大幅安もあったが、週間では400円超上昇しており、21000円割れで短期調整完了との見方が強まった。業種別ではベストパフォーマーとなったのが不動産で、東証REIT指数も今週昨年来高値を更新している。これらは低金利環境の恩恵が大きいだけに、来週もFOMCが注目イベントとなる中で、好地合いが続く可能性が高い。


【来週の見通し】
 堅調か。東京市場は4日立ち会い。19日~20日にFOMCが開催され、結果が出てくるのが日本時間で21日の早朝となるが、この日が東京市場では休場となる。そのため、やや動きづらい地合いとはなりそうだが、米国株に強い動きが戻りつつあること、FOMCはマーケットにポジティブなイベントになるとの期待が強いことなどから、下値は限定的と考える。日本株も今週、週間では大きく上昇したことから、直近で売られた銘柄には見直し買いが入りやすく、3月の配当・優待の権利取り目的の実需の買いも期待できる。IPOも多くあり、個別の活況がリスクオンムードを高めると予想する。

最終更新:3月16日(土)2時16分

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