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最新調査データに見る世代別「お金持ち」のお金の中身

2月12日(火)0時00分配信 LIMO

写真:LIMO [リーモ]
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写真:LIMO [リーモ]
「お金持ちになりたい」というのは誰しも考えますが、貧富の差は一向に埋まりそうにありません。「お金持ちなるためには生活習慣から改善しよう」というような掛け声もわからないでもないですが、ここでは金融資産を保有している人の調査データをもとにその資産運用の特徴を見てみましょう。

2018年11月9日に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)の「知るぽると」が発表したデータでは、金融資産に関して二人以上世帯についての調査内容が公開されています。

金融資産を保有しない世帯の比率は思った以上か

同調査で金融資産を保有していない二人以上世帯の比率はどの程度あると思いますか。

その答えは、22.7%です。

この比率をどのようにお感じでしょうか。約2割の世帯が金融資産を保有していないと回答しています。金融資産には預貯金から保険、有価証券などが含まれます。

また、この金融資産非保有比率は世代ごとに異なります。世代ごとにどのような比率になっているのでしょうか。

 ・20歳代:32.2%
 ・30歳代:17.5%
 ・40歳代:22.6%
 ・50歳代:17.4%
 ・60歳代:22.0%
 ・70歳以上:28.6%
特徴としては、金融資産を保有しない世帯の比率は10%台から30%台まであり、40歳代の22.6%がやや比率が高くなっているのが気になります。

20歳代も30%台とあるものの、社会人としてスタートして年数が浅い人も含まれているので年収などから十分に金融資産を保有できていない状況はあるといえるでしょう。

金融資産保有世帯の資産運用の中身とは

ここでは金融資産保有者の中でも、金融資産保有額の平均額が1000万円を超えている層をいわゆる「お金持ち」としてみていきましょう。

そうした視点で見ると、40代から70歳代以上が日本のお金持ち世代といえます。彼らの資産運用の中身について見ていきましょう。

 世代ごとの金融商品保有額の平均値

では、ここでは金融資産を保有している世帯についての各世代の金融商品保有額の平均値を見てみましょう。

 ・40歳代:1238万円
 ・50歳代:1828万円
 ・60歳代:2415万円
 ・70歳以上:2565万円
40歳代以降が平均値で1000万円を超えています。60歳代になるとその金額が2000万円を超えます。

 40歳代はどのような資産運用をしているのか

先に見た1238万円の主な内訳を見ていきましょう。

 ・預貯金:673万円
 ・生命保険:277万円
 ・株式:90万円
 ・個人年金保険:70万円
 ・財形貯蓄:43万円
 ・投資信託:37万円
 50歳代はどのような資産運用をしているのか

先に見た1828万円の主な内訳を見ていきましょう。

 ・預貯金:849万円
 ・生命保険:420万円
 ・個人年金保険:148万円
 ・株式:132万円
 ・財形貯蓄:92万円
 60歳代はどのような資産運用をしているのか

先に見た2415万円の主な内訳を見ていきましょう。

 ・預貯金:1290万円
 ・生命保険:435万円
 ・株式:212万円
 ・個人年金保険:158万円
 70歳以上はどのような資産運用をしているのか

先に見た2565万円の主な内訳を見ていきましょう。

 ・預貯金:1555万円
 ・生命保険:350万円
 ・株式:258万円
 ・投資信託:138万円

お金持ちの資産の特徴とは

ここまで見てきたように、世代別に資産内容を見ていくと、ざっくりいうと金融資産の半分程度は預貯金であり、次いで多いのが生命保険という特徴が見えてきます。また、年齢が70歳以上となると預貯金の比率も高まります。

「預貯金から投資へ」という掛け声は以前からありますが、資産運用の安定性を考えれば預貯金、そしてもしもの時に備えるという意味では生命保険という順番なのでしょうか。納得感もありますが、今後の家計のポートフォリオの動向からも目が離せません。

 【参考資料・データ等】

知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2018年)
青山 諭志

最終更新:2月12日(火)0時00分

LIMO

 

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