ここから本文です

NY為替見通し=ドル円は堅調地合い維持も、梯子が外されることには警戒

2月12日(火)19時20分配信 トレーダーズ・ウェブ

 本日のドル円は「米政府機関閉鎖を巡る協議で原則合意が成立」との報道が伝わったことで、110.65円まで年初来高値を更新している。
 本日のNY時間でも政府機関閉鎖が避けられたことや株式市場も上昇していることが支えとなり、ドル円は堅調に推移しそうだ。また欧州通貨やオセアニア通貨が軟調に推移し、ドルが買われやすいトレンドにあることもドル円には追い風となるだろう。
 先週英国や豪州が経済見通しを下方修正したが、明日のNZ準備銀行(RBNZ)の政策決定会合後にRBNZも声明文を発表する。NZも10-12月の雇用統計が弱かったこともあり、オアRBNZ総裁が更にハト派になる可能性もありそうだ。世界的な景気減速懸念でドルが他通貨に対して買われやすくなる可能性も高く、その流れに沿ってドル円は底堅いか。
 
 しかし、一方的なドル円の買いにも警戒が必要になりそうだ。政府機関閉鎖回避の報道や株価が堅調に推移しているにもかかわらずドル買いの勢いが弱い。いまだに梯子が外される要素が複数存在するからだろう。ドル売りとなる要因としては、まずは超党派の合意では新しいフェンスの建設について、13億7500万ドルが盛り込まれたが、トランプ米大統領が主張している57億ドルを大きく下回る。また建設距離も55マイルで、大統領の主張している200マイルを下回る。大統領がこの案を認める可能性が決定していないことは不確定要素として残っている。
 昨日11日から米中次官級通商協議が開催されており、14-15日には米中閣僚級通商協議が開催されているが、この通商協議の雲行きも依然として不透明だ。そして本日パウエルFRB議長の講演が行われるが、昨日国際通貨基金(IMF)の新チーフ・エコノミストのゴピナス氏は「モメンタムが弱く、世界的リスクが増長している中で、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めを棚上げにすることは世界経済に良い」と発言しているように、各国が経済見通しを下方修正している状況下で、議長がハト派よりの発言をした時には警戒が必要になりそうだ。

 なお本日は欧米共に主だった経済指標の発表はないが、FRB議長以外にもカーニーBOE総裁の講演、メイ英首相も議会で離脱交渉の報告などを行うこともあり、要人発言には警戒が必要になりそうだ。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値のめどは、200日移動平均線の111.29円。その上は12月20日高値112.60円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値のめどは、2月8日の高値109.90円、その下は日足一目均衡表・雲の上限109.54円。
松井

最終更新:2月12日(火)19時20分

トレーダーズ・ウェブ

 

情報提供元(外部サイト)

トレーダーズ・プレミアム

トレーダーズ・プレミアム

DZHフィナンシャルリサーチ

株式情報会員専用サービス
入会受付中

月額10,000円(税別)

株・為替ニュースでおなじみのトレーダーズ・ウェブ では、個人投資家注目の話題の銘柄や反転シグナル点等銘柄が毎日キャッチできる豊富なコンテンツを提供しています!

【あわせて読みたい】

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

ヘッドライン