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子どもの「理科の学力」を伸ばすために知っておきたいこと

1月13日(日)6時00分配信 ダイヤモンド・オンライン

写真:ダイヤモンド・オンライン
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 桜蔭・雙葉・豊島岡女子・渋谷幕張…。東京・吉祥寺の進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、保護者から圧倒的な支持を集めている。本連載では、VAMOSの学習メソッドが凝縮された最新刊『女の子の学力の伸ばし方』(ダイヤモンド社)の内容から、子どもの計画・理解・反復・習慣のプロセスを体系化した「女の子の特性」に基づく学習法をお伝えしていく。

● 理科には算数・国語・社会の要素が入っている

 小学校の頃は「理科」と1つにまとめられていますが、その内容は「物理・化学・地学・生物」に分かれます。

 4分野ですべて違う能力が問われているのに、それが一緒くたにされているのが理科。しかも、理科には、算数・国語・社会の要素がすべて詰まっているため、小学生にとって勉強するのが最も難しい教科でもあります。

 まず、理科の問題には長文が多いですから、国語の読解力がなくてはどうにもなりません。もちろん、計算が必要な問題も出ますから、算数の能力も必須です。

 さらに、植物や昆虫の名前を覚えたり、地層について考察することは社会の学習に近いです。理科は、専門的なようでいて、実はオールラウンドな教科なのです。
● 理科では2つの学習能力が求められる

 理科には大きく分けて、暗記しないと解けない問題と、因果関係を理解しないと解けない問題があります。星座の名前、花の名前、昆虫の名前……あるいはそれらの特徴などは、覚えていなければいくら考えても解けません。

 一方で、浮力、電流、てこなどに関する問題は、「Aという部分にかかった力がBやCに影響する」という因果関係が理解できないと解けません。こちらは、公式に当てはめて計算していく算数の能力が必要になります。一般的に女の子は前者が、男の子は後者が得意であり、実際の入試で問われるものにも同様の傾向があります。

 ただ、これら2つの分野は脳の使い方も含め、まったく違った学習能力が求められるので、自分の子どもはどちらの分野が苦手なのかをつかんでおくことがとても大事です。さもないと、理科の成績でかなり伸び悩むことになりかねません。
● 暗記のコツは多くの角度から量をこなすこと

 理科の暗記分野は、暗記する対象自体は社会ほど多くはありません。しかし、出題の切り口が多岐にわたるので、社会とは違った暗記能力が求められます。

 たとえば、「カブトムシの足は何本ですか?」という問題には、「6本」と覚えていれば答えられます。

 一方で、いくつかの写真を並べ、「このうち、カブトムシの足はどれですか?」と聞かれたら、文字記憶だけでは太刀打ちできません。

 理科では、文字記憶と視覚的記憶が結びついていることが必要なのです。しかも、その視覚的記憶が必要となる問題については、写真が使われることも図が使われることもあります。

 いくつかの植物を挙げて「根を食べるもの、花を食べるもの、実を食べるものに分けなさい」という問題がよく出されますが、それが「さつまいも」「ブロッコリー」「カボチャ」など文字で出てくることも、実物の写真で出てくることも、断面図で出てくることもあります。

 ですので、文字情報、写真情報、図解情報と3つの異なる角度から覚えていかなければなりません。これらは、別々にせずに、まとめて覚えるのが効率的です。
富永雄輔

最終更新:1月13日(日)6時00分

ダイヤモンド・オンライン

 

情報提供元(外部サイト)

週刊ダイヤモンド

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