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9日の米国市場ダイジェスト:NYダウ91ドル高、米中貿易摩擦を巡る警戒感が後退

1月10日(木)7時52分配信 フィスコ

■NY株式:NYダウ91ドル高、米中貿易摩擦を巡る警戒感が後退

米国株式相場は上昇。ダウ平均は91.67ドル高の23879.12、ナスダックは60.08ポイント高の6957.08で取引を終了した。米中貿易摩擦解決への期待からアジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。FOMC議事録で大半の当局者が今後の追加利上げに対して慎重な姿勢を示したことも好感された。しかし、連邦政府機関の閉鎖解除に向けたトランプ大統領と民主党幹部との会談が不調に終わったことが明らかになると、上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で電気通信サービスや食品・飲料・タバコが下落した。

エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)は、10-12月期の原油生産見通しが予想を上振れ大幅上昇。米中関係の改善期待から、アプライド・マテリアルズ(AMAT)、エヌビディア(NVDA)、マイクロン・テクノロジー(MU)など半導体関連株が上昇。原油相場の上昇で、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連会社が買われた。一方で、アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ(STZ)は、弱気な通期見通しが嫌気され大幅下落となった。

トランプ大統領は、メキシコ国境の壁建設を巡る意見の相違により、民主党幹部との会談を「時間の無駄」と途中退席した。政府機関の閉鎖が解消されなければ、22日より開催されるダボス会議への出席を取りやめる意向を示した。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:米利上げペース減速の思惑でドル反落

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円88銭から107円97銭まで反落し、108円14銭で引けた。米追加利上げ観測は後退し、ドル売りが優勢となった。ブラード米セントルイス連銀総裁は「追加利上げが米国経済をリセッションに陥れる」と警告するなど数人の連邦公開市場委員会(FOMC)高官が利上げに慎重な発言をしたことに加えて、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した12月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨でも、「追加利上げでさらに辛抱強くなる余地がある」とのメンバーの慎重な姿勢が確認された。

ユーロ・ドルは、1.1448ドルから1.1557ドルまで上昇し、1.1544ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測が後退した。ユーロ・円は、124円46銭から125円09銭のレンジで上下に振れた。ポンド・ドルは、1.2729ドルから1.2804ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9813フランから0.9732フランまで下落した。


■NY原油:大幅続伸で52.36ドル、原油在庫減少などを意識した買いが入る

NY原油先物2月限は大幅続伸(NYMEX原油2月限終値:52.36 ↑2.58)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比+2.58ドルの52.36ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時52.58ドルまで買われた。米中貿易摩擦の解消で、需要増加期待が広がった。米国の週次統計で原油在庫が再び減少に転じたため、供給過剰懸念も後退した。為替がユーロ高・米ドル安に振れたことも意識されていたようだ。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 25.76ドル +0.25ドル(+0.98%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.74ドル +0.29ドル(+0.70%)
ゴールドマン・サックス(GS)176.47ドル +1.10ドル(+0.63%)
インテル(INTC) 48.01ドル +0.27ドル(+0.57%)
アップル(AAPL) 153.31ドル +2.56ドル(+1.70%)
アルファベット(GOOG) 1074.66ドル -1.62ドル(-0.15%)
フェイスブック(FB) 144.23ドル +1.70ドル(+1.19%)
キャタピラー(CAT) 130.27ドル +0.50ドル(+0.39%)
アルコア(AA) 29.10ドル +0.85ドル(+3.01%)
ウォルマート(WMT) 94.89ドル -0.31ドル(-0.33%)
スプリント(S) 6.26ドル -0.03ドル(-0.48%)

《SF》
株式会社フィスコ

最終更新:1月10日(木)7時58分

フィスコ

 

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