ここから本文です

仕事に対する自信がアジアで最も低いのは日本人。加えて年収も低いという現実

1月4日(金)11時00分配信 THE PAGE

写真:アフロ
拡大写真
写真:アフロ
 アジア太平洋地域のビジネスマンの中で、仕事に対する自信がもっとも低いのは日本人であるとの調査結果が話題となっています。

 こうした国際比較調査では、日本人の意識は低めに出ることが多いのですが、仕事に対して後ろ向きというのは、他の調査結果でも得られていますから、言語や文化の問題だけではないでしょう。わたしたち日本人は、仕事のやり方やキャリアの構築について、価値観を変えていく必要がありそうです。

 ビジネス向け交流サイト(SNS)を運営する米リンクトインの日本法人は、日本をはじめとするアジア太平洋地域9カ国を対象にした「仕事で実現したい機会に対する意識調査」の結果を発表しました。それによると「仕事で実現したい機会を獲得して、達成していく自信があるか」という問いに対して、もっとも高い結果が得られたのはインドネシア、続いてインドでした。こうした調査結果は、その国の経済成長と密接に関係している可能性が高いと考えられます。インドネシアの2017年の実質GDP成長率は5%、インドは6.7%と高成長です。仕事に前向きに取り組んでいる姿が推察されます。

 一方、結果がもっとも低かったのは日本で、次が香港、オーストラリア、シンガポールの順でした。日本の成長率は1.7%、香港は3.8%、オーストラリアは2.2%、シンガポールは3.6%となっています。成長率が低めの国の順位が低いという結果ですが、豊かな国はある程度、社会が成熟していますから、このような結果になるのも予想できることといってよいでしょう。

 ちなみに、9カ国の中でもっともリッチなのはシンガポールで、国民の平均年収に近いとされる1人あたりのGDPは約640万円、2位はオーストラリアで620万円、3位は香港で510万円、日本は4位ですが数字はぐっと下がって430万円でした。

 こうしたアンケート調査では、日本人の意識は低めに出ることが多いといわれています。しかしながら、4カ国の中では、現実の年収も達成度も低いという結果ですから、何らかの改善が必要なのは事実でしょう。他の調査でも、日本人の仕事に対する意識や会社に対する満足度はかなり低いという結果が得られていますし、残業が多く、先進国の中では突出して家族との時間や睡眠時間が短いことでも知られています。

 政府は働き方改革を政策として進めていますし、副業なども推奨するようになりました。しかしながら、最終的に職場の環境を決めるのは私たち自身であるということを忘れてはならないでしょう。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:1月4日(金)11時00分

THE PAGE

 

ヘッドライン