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【為替本日の注目点】ドル円株価に翻弄されるも111円近辺で推移

12月28日(金)10時22分配信 サーチナ

上値がやや重いドル円は、経済指標の発表をきっかけにドル売りが加速し、110円46銭まで下落。(イメージ写真提供:123RF)
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上値がやや重いドル円は、経済指標の発表をきっかけにドル売りが加速し、110円46銭まで下落。(イメージ写真提供:123RF)
 上値がやや重いドル円は、経済指標の発表をきっかけにドル売りが加速し、110円46銭まで下落。株価の大幅下落にも反応した形だったが、株価が急反発したことで111円台を回復。ユーロドルは1.14を挟んでもみ合い。1.14台半ばを抜けないものの、1.13台前半も底堅い。
 株式市場は荒っぽい動きを続けながらも引け値では続伸。ダウは一時600ドルを超える下落に沈んだが、引けにかけて反発。前日比260ドル高で取引を終え、2万3千ドル台を回復。債券相場は反発。長期金利は2.7%台へと低下。金は3日続伸。原油価格も荒っぽい動きが続き、この日は大幅安となり44ドル台に。
新規失業保険申請件数    → 21.6万件
10月FHFA住宅価格指数 → 0.3%
12月消費者信頼感指数   → 128.1
ドル/円   110.46 ~ 111.10 
ユーロ/ドル 1.1368 ~ 1.1454
ユーロ/円  126.05 ~ 127.09
NYダウ   +260.37 → 23,138.82ドル
GOLD   +8.10   → 1,281.10ドル
WTI    -1.61   → 44.61ドル
米10年国債 -0.038  → 2.770%
本日の注目イベント
日  11月失業率
日  12月東京都区部消費者物価指数
日  11月鉱工業生産
独  12月消費者物価指数(速報値)
米  11月中古住宅販売件数成約指数
米  12月シカゴ購買部協会景気指数
 前日のNYダウが過去最大の上げ幅を記録したことを受けて、昨日の日経平均株価も750円高と大幅な上昇?を見せましたが、ドル円はジリジリと売られ、一時は111円を割り込み、110円85銭前後までドル安が進む場面もありました。株価が上昇するとドル高に振れる傾向が強い中、個人投資家の方からも「株が上がっているのに、何でドルが売られているの?」という問い合わせも何件かあったほど、昨日はドル円と株価の相関は見られませんでした。
 ただそれでも再び111円台を回復する展開でしたが、ドル円の上値の重さは気になるところです。昨日は、前日110円まで売られたドル円がNYでは株価の上昇に111円台半ばまでドル高が進んだことで、本邦の輸出筋が年末ということもあり、ドル売り注文を持込み、その額が比較的多かったと理解しています。
 日米ともに、株価の乱高下はとまりません。前日大幅高だったこともあり、昨日のNYダウは一時600ドルを超えるマイナスに沈む場面もありましたが、引けにかけて急速に買いが入り、結局260ドル高で取引を終えています。ドル円も株価の大幅下落に110円46銭まで売られましたが、その後111円台まで値を戻すなど、株式市場の動きに翻弄されています。株価が落ち着きを見せるまでは、この傾向が続きそうです。
 昨日のNY朝方のドル円と株価の下げは、軟調な経済指標に反応したものです。12月の消費者信頼感指数は「128.1」と、予想の「133.5」から大幅に低下し、7月以来の低水準でした。ブルームバーグによると、特に労働市場に関する見通しは過去41年で最悪となり、株式相場の変動や、景気減速で消費者の楽観的な見方が後退しつつあることを示唆していると報じています。
 実際、項目別の数値を見ても、「今後6カ月以内に高額商品を購入する予定」では、自動車、住宅、大型家電など、すべての比率が低下しています。前日発表されたリッチモンド連銀製造業指数も、市場予想の「15」に対して「-8」と、大幅に悪化しており、来年後半には米景気の減速を予想する多くのエコノミストの見方を裏付ける状況になってきました。
 ここ数日パウエルFRB議長を巡る報道が増えていますが、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、トランプ大統領は側近に対して、パウエル議長との会談に前向きで、政治からも独立しているFRB議長が大統領と会談するのは過去にも例はあるものの、異例だと伝えています。
 株式市場が乱高下している中、会談が実現すれば、両者の信頼関係は強固であることがアピールされ、株式市場には好材料になります。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)

最終更新:12月28日(金)10時22分

サーチナ

 

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