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来週の東京外国為替市場見通し=年末ムードで様子見か、仕掛け的な動きには注意

12月21日(金)16時09分配信 モーニングスター

 予想レンジ:1ドル=109円00銭-114円00銭

 17-21日の週のドル・円は下落した。週明け17日、弱い米経済指標を受けて米利上げペースの鈍化観測が広がり、ドル売り・円買いが先行。18日は米中通商問題への前進期待などから米国株が上昇したためドルが買い戻されたものの、翌日にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表を控えて積極性は乏しく、ドル・円の上値は限定的だった。19日、FOMCでは今年4回目の利上げが決定したが、19年の利上げ予測が従来の3回から2回に下方修正され、ドル・円は乱高下。20日は世界同時株安の中で東京時間からドル・円も軟調に推移。米国時間には米政府の暫定予算を巡って政府機関閉鎖への警戒感が膨らんでドル売りが加速し、一時9月中旬以来の111円割れとなった。その後は持ち直したが、21日もリスクオフの円買いがドル・円の上値を抑えた。

 目先は22日に期限が迫る米連邦政府の暫定予算の行方が注目となる。20日に米下院が可決した暫定予算にはメキシコ国境の壁建設費用が盛り込まれているが、上院の反対が確実視されている。合意できない場合は9つの政府機関が閉鎖される見通し。最終的には説得や修正なりで可決されるだろうが、長期化が懸念されるようだとリスクオフの動きが強まりそうだ。

 24-28日はクリスマスシーズンや年末ということもあり、国内外ともに投資家の減少が見込まれる。米国では12月CPI(消費者物価指数)など重要な経済指標もあるが、世界的な景気の先行き不透明感、米中通商問題、英国のEU(欧州連合)離脱協議やイタリア財政不安など、懸念材料が多いだけに、リスクオンで上値を追うような展開は想定しにくい。

 ドル・円の上値メドは104円ちょうど。下値メドは109円ちょうど。下値は52週移動平均線(110円40銭近辺)や、一目均衡表の「雲」の上限(109円70銭近辺)なども意識されるが、薄商いのなかで仕掛け的な動きに急動意する可能性がある点は留意したい。

提供:モーニングスター社

最終更新:12月21日(金)16時09分

モーニングスター

 

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