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【これからの見通し】リスク警戒感はひとまず落ち着く、きょうは米雇用統計

12月7日(金)15時55分配信 KlugFXニュース

【これからの見通し】リスク警戒感はひとまず落ち着く、きょうは米雇用統計

 リスク警戒感はひとまず落ち着いている。昨日の米株の下げは小幅にとどまり、ナスダック指数は反発して取引を終えた。きょうは日経平均が177円高と4日ぶりの反発。上海・香港株は前日終値を挟んだ小動き。まだ株式市場の上値は重く見えるものの、一段安の動きからは解放されている。

 為替市場での円高の動きも、昨日のNY市場中盤以降は影を潜めており、今日の東京市場でもドル円やクロス円がジリ高の動きを示している。この後の海外市場では米雇用統計が発表されることから、短期筋のポジション調整の動きの範疇とみられる。

 日本時間午後10時半には11月の米雇用統計が発表される。事前予想は失業率が3.7%と前回と同水準、非農業部門雇用者数の伸びが19.8万人と前回の25.0万人から鈍化する見込み。昨日のADP雇用統計が予想を下回ったことで、市場にはやや警戒感もありそうだ。

 今週は米中貿易摩擦問題が市場の波乱材料となっていたが、それと並んで来年にかけての景気動向もテーマとなっている。パウエルFRB議長など米金融当局者からは、今月の利上げの後について、そろそろ利上げ打ち止めの時期が課題となってきていることが示唆されてきている。世銀やOECD,IMFなど各国際機関からは来年の世界経済の成長鈍化に関するレポートが公表されている。米債券市場では、2-5年債利回りの逆転現象が生じており、今後の景気見通しが弱含むことが織り込まれつつある。最も注目度の高い米経済統計である雇用統計で、雇用増加ペースの鈍化に市場が敏感に反応するケースは年頭に置いておきたい。

 その他の指標は、米卸売在庫・確報値(10月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(12月)、カナダ雇用統計(11月)などが予定されている。金融当局者発言では、ブレイナードFRB理事の講演が予定されている。

 米雇用統計発表に先立つロンドン・欧州市場では、英国やイタリアの話題が注目される。英国は来週11日に英議会がメイ政権のEU離脱案について採決を行う。ポンド関連の通貨オプションボラティリティーが高水準になっており、11日以降の変動に照準が当てられている。また、イタリアでは各報道機関がトリア伊財務相の辞任の有無について報道しており、イタリア債の値動きが活発になりそうだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

最終更新:12月7日(金)15時55分

KlugFXニュース

 

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