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株式明日の戦略-買い戻し優勢で終日堅調、22000円台回復が目先の焦点に

11月20日(火)1時20分配信 トレーダーズ・ウェブ

 19日の日経平均は3日ぶり反発。APEC首脳会談で米中の対立が意識されたことなどもあり、スタートはやや弱めとなったが、先週金曜に大きく売られたハイテク株が買い戻され、すぐさま上げ幅を3桁に広げた。ただ、米長期金利の低下で銀行株が大きく売られたこともあり、買い一巡後は伸び悩んだ。前場を75円高(21755円)で終えると、後場もプラス圏でのもみ合いが長く続いた。しかし、マザーズ指数が一段高となるなど過度な警戒感が和らぐ中、終盤にかけては強含み、140円高の21821円とほぼ高値圏で取引を終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆1300億円。業種別では鉱業、情報・通信、その他製品などが上昇している一方、銀行、石油・石炭、パルプ・紙などが下落している。傘下企業が「Pepper」に次ぐロボット第二弾としてAI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」をお披露目したソフトバンクGが5%を超える大幅上昇。反面、JDIが大きく売られており、8%超の下落で70円台に突入した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1289/値下がり756と買いが優勢。任天堂や東海カーボン、ソニーなどが大幅上昇。東京エレクトロンやSUMCOなど半導体株にも買いが入った。サンバイオは商いを集めて急伸し、年初来高値を更新した。自己株取得を発表した島精機や平山HDが急伸し、利益見通しの上振れを発表したミタチ産業が値を飛ばした。一方、米長期金利の低下を受けて三菱UFJや三井住友など銀行株が大幅安。静岡銀行やジャックスがメディア記事を材料に大きく崩れた。10月度の月次がさえなかったイオンファンタジーや、下方修正を発表したフコクが大幅安。3日ぶりに場中で値がついたRIZAPは買われる場面もあったが、引けにかけては売りが優勢となり、3%超の下落で終えた。

 日経平均は140円高(21821円)と3桁上昇で終えた。エヌビディアの時間外の大幅下落を嫌気して下げた16日が123円安で、この日の下げ分を埋めた格好。ただ、個別ではハイテク株を中心に16日の急落分を取り戻せていない銘柄の方が多い。これらの戻り基調が継続するようなら、指数ももう一段の上昇が期待できる。エヌビディアの反発を見る前に切り返してきた半導体株の動向が中でも注目される。通商面では、APECで首脳宣言が見送られるほど米中の対決色が強まる一方、トランプ大統領からは中国に対して追加の制裁関税を課さない可能性が示されるなど、不安と期待が入り交じる状況。月末のG20までは双方の駆け引きもありそうで、今週はどちらか一方向に大きく傾く流れにはなりづらいのではないかと考える。方向感が定まらない中で、日経平均は早めに22000円台を回復できるかが注目される。この近辺には25日線(22012円、11/19時点)も位置しており、テクニカル面からも重要な節目となる。またきょうは、マザーズ指数が非常に強い反発を見せた。マザーズの活況が後場の全体の一段高にもつながったような雰囲気もあっただけに、手掛けづらい地合いの中で相場の主役を張るような動きが見られるかに注目したい。

最終更新:11月20日(火)1時20分

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