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株式明日の戦略-上げ下げを繰り返し週間では横ばい、来週は金利上昇警戒で上値は重いか

11月10日(土)4時20分配信 トレーダーズ・ウェブ

 9日の日経平均は反落。11月FOMC後に米長期金利が上昇し、米国株にも不安定な動きが見られたことから売りが優勢の展開。スタートは小幅安であったが、まとまった売りに押されて下げ幅を3桁に広げた。後場は前引けから100円近く下げて始まり、下振れ警戒感が強まったが、そこから売り込む動きは見られず、その後は安値圏でのもみ合いが引けまで続いた。東証1部の売買代金は概算で2兆5900億円。業種別では繊維や空運、陸運などが上昇している一方、石油・石炭や鉱業、非鉄金属などが下落した。3Q決算が好感された楽天が大幅上昇。反面、上期決算に継続疑義の注記を記載した千代田化工建設が後場急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1047/値下がり971と、日経平均は200円超の下落となったものの買いが優勢。決算を発表したそーせいGやユーザベースがストップ高。メルカリも大幅高となるなどマザーズの主力銘柄に買いが入った。好決算に加えてVテクノロジーとの提携や自己株取得など好材料が多かったイノテックが大幅上昇。上方修正や自己株取得を発表したセーレンが急伸した。一方、安川電機やファナックなどFA関連が売りに押された。資生堂や昭和電工は3Qは大幅増益ではあったものの、市場の期待に届かず大幅安。UTグループも上期大幅増益ではあったがストップ安まで売られた。ほか、減益決算となった日特エンジニアリングやオプトホールディングが大きく値を崩した。

 日経平均は200円を超える大幅下落。ドル円の114円台回復が少しはサポートになるかと思われたが、米国の長期金利上昇を嫌気した売りが優勢となった。個別では、業績期待の高い資生堂が大幅安。黒鉛電極関連なども弱く、主力どころにはまだ腰の入った買いは入りづらそう。一方で、そーせいがストップ高まで買われるなど、新興市場には相場つきの変化が見られる。新興市場も金利上昇に対してはもろさを見せることが多いが、全体がリスクオフになるほど弱い動きとならなければ、海外要因の影響を受けづらいという点で相対的な選好が高まる可能性がある。


【来週の見通し】
 軟調か。米国の長期金利が高止まりしており、これへの警戒が上値を抑えそう。金利上昇局面では、ドル高・円安が進行してもポジティブな反応が限定的となる上に、新興国不安も高まりやすい。14日には10月の小売売上高など中国の経済指標が多く出てくることもあり、米国だけでなく中国動向にも神経質な展開が続くだろう。国内も決算が終盤戦に入り、先の材料難が意識されるタイミング。今週、日経平均は22500円より上が重かったことから、目先は上昇一服感が強まる可能性が高い。
松井

最終更新:11月10日(土)4時20分

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