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来週の東京外国為替市場見通し=月末の米中首脳会談を控え、上値追い限定的か

11月9日(金)16時59分配信 モーニングスター

 予想レンジ:1ドル=112円00銭-114円60銭

 5-8日のドル・円は上昇した。週初5日、米10月ISM(供給管理協会)非製造業指数が予想を上回り、底固く推移した。6日は日米株高を背景にドル買い・円売りが進んだ。7日、東京時間に前日の米中間選挙の開票結果が順次入り1ドル=113円台を中心にプラスマイナス1円内のレンジで上下動した。上院・共和党、下院・民主党が過半数の議席を占めるねじれ議会となることが明らかになるとドル・円は軟化したが、売り一巡後は買い戻しが入った。8日は米中間選挙通過で先行き不透明感が払しょくされ、日経平均株価が大幅高となる動きにツレ高となった。その後、FOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利が据え置かれたものの、声明文で12月利上げが示唆されると米金利が上昇。ドル・円は一時114円を突破した。

 米中間選挙、FOMCと重要イベントが通過し、概ね市場の観測通りであったことからドル・円はしっかりしている。週明けの米経済指標は、10月CPI(消費者物価指数)、10月小売売上高、米11月NY連銀製造業景気指数、10月鉱工業生産などが相次ぐ。好結果に対してはドル買いで反応する場面がありそうだ。また、米株式市場ではホーム・デホ(HD)など小売大手の決算がピークを迎える。年末商戦に向け好材料が出れば株高がドル・円をサポートしそうだ。

 ただ、足元は10月4日に付けた年初来高値114円55銭を目前に上値の重さも意識される。米長期金利が高止まり傾向にある中ではドル・円の年初来高値突破は容易ではない。月末にはパウエルFRB議長が19年以降の経済見通しについて見解を示すとされるNY経済クラブでの講演、20カ国・地域(G20)首脳会議における米中首脳会談など重要イベントが控えており、これらイベントの結果が明らかになるまでは上値を追う動きは限定的な範囲にとどまるとみられる。

 この他、FRB高官では、13日にカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、15日にパウエルFRB議長、16日にエバンス・シカゴ連銀総裁が講演を行う。<br>
ドル・円の下値メドは112円ちょうど。上値メドは年初来高値近辺の114円60銭とする。

提供:モーニングスター社

最終更新:11月9日(金)16時59分

モーニングスター

 

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