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新興市場展望=戻り相場入りも警戒感残る―成長銘柄の押し目を狙う

11月3日(土)8時30分配信 モーニングスター

現在値
オイラ大地 1,910 +50
ビリングS 5,570 -110
エンカレT 1,725 +25
ダブルS 4,410 +110
バリュデザ 3,110 +275
 新興市場が信用需給の改善を受けて戻り相場に入っている。当面の目標は1000ポイントの回復だが、980ポイント近辺にはフシもあり、簡単ではない。積極的な買い転換を叫ぶほど楽観的な地合いにはならなそうだ。

 マザーズ市場は10月30日の安寄りが目先の底となっている。相場が大きく崩れたのは25日からで、そこから4営業日後の寄り付きは信用取引における証拠金不足解消のための売り需要が最も大きくなるタイミング。成績悪化で慌てて売った投資家が多く、急落商状の新興市場は毎回みられる光景だ。通常時から余裕を持った投資スタンスで、こういった、ここぞの場面で買いを入れられる投資家は少ない。

 今後は戻り相場に慌ててつくような買いが増えそうで、1000ポイントに近づけば戻り売りも出やすくなる。上昇トレンドにあった成長株が程よい押し目を形成している、また実力以上に需給で売り込まれたような銘柄を拾っていくことは有効だが、取りあえずはポジション調整を優先させておきたい。

 ビリングシステム <3623> 、サインポスト <3996> といったキャッシュレス関連は上昇トレンドを崩しておらず、押し目というほどの調整をしていない。テーマ性と成長性を評価したしっかりとした資金が入っていることがうかがえる。バリューデザイン <3960> 、ジャストプランニング <4287> などの関連銘柄で大きく下げているものもあるが、下値圏では買い妙味がありそうだ。

 オイシックス・ラ・大地 <3182> 、ダブルスタンダード <3925> などには押し目買いのチャンスが到来。主力級銘柄には早期の需給改善が期待できないものもあるが、調整したラクスル <4384> が魅力的な銘柄だ。6日取引終了後に発表される信用取引残の動向で買い残の減少具合をチェックしておきたい。

 新興市場上場企業の決算発表への投資家の関心は高くないが、来週は6日にエンカレッジ・テクノロジ <3682> 、ソネット・メディア・ネットワークス <6185> 、ワークマン <7564> 、8日にミクシィ <2121> 、UTグループ <2146> 、そーせいグループ <4565> など盛りだくさん。全体の方向性は外部要因に主導されるだろうが、注目銘柄の決算はマークしておきたい。

 IPO(新規上場)はまだ少なく、来週は6日のアクセスグループ・ホールディングス <7042> (サービス)1社のみ。(小泉健太)

提供:モーニングスター社

最終更新:11月3日(土)8時30分

モーニングスター

 

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