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週間為替展望(ドル/ユーロ)-米中間選挙とFOMCに要注目

11月3日(土)4時23分配信 トレーダーズ・ウェブ

◆ドル円は、米議会中間選挙の結果、FOMC声明に要注目
◆中東の地政学リスク、ドイツの政治リスク、イタリアの財政リスクにも要警戒
◆ユーロドルは、イタリアの2019年予算案やドイツ政局混迷懸念で軟調な推移か
(為替情報部・山下政比呂)

予想レンジ
ドル円 109.00-114.00円
ユーロドル 1.1100-1.1600ドル

11月5日週の展望
 ドル円は伸び悩む展開を予想する。米議会中間選挙では、トランプ政権の与党・共和党が上・下両院で過半数を維持できるか否かが注目ポイント。市場の予想では、上院(共和党51議席、民主党47議席、無所属2議席)は共和党が過半数維持、下院(共和党235議席、民主党193議席、欠員7議席)は、民主党が過半数維持との見方が優勢となっている。ちなみに、過去20回(1938年~2014年)の中間選挙で政権与党が勝利したのは2回しかない。
・シナリオA:上院=共和党、下院=民主党
 捻れ議会となり、過去のパターンではニューヨーク株式市場の下落につながっている。今年も、トランプ政権の減税第2弾の審議停滞などから、株安、債券高、ドル安が予想される。
・シナリオB:上院=民主党、下院=民主党
 ホワイトハウスと米議会の捻れとなり、トランプ政権の政策の実現性が大幅に低下することで、株安、債券高、ドル安が予想される。
・シナリオC:上院=共和党、下院=共和党
 トランプ政権の減税第2弾など財政拡張政策、米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ観測などで、ドル円は上昇が予想される。
 7-8日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、金融政策の変更は予想されていないものの、9月個人消費支出(PCE)価格指数が前年比+2.0%と伸び悩んだ。FOMCメンバーによる12月利上げに対する見方が注目される。
 ユーロは伸び悩む展開か。欧州委員会がイタリア政府の2019年予算案を財政規律違反として拒絶し、3週間以内の修正案提出を要請したものの、コンテ伊首相は予算案の修正を拒否している。イタリア政府と欧州委員会との協議が難航する可能性が高まりつつある。メルケル独首相が与党党首選の不出馬、2021年秋の退陣を表明し、社会民主党(SPD)が連立政権からの離脱を示唆したことで、解散・総選挙の可能性が高まりつつあることも、ユーロ売り要因となっている。
 ユーロ円は、中東の地政学リスク、貿易摩擦、ドイツ政局混迷、イタリア予算案への警戒感から伸び悩む展開を予想する。

10月29日週の回顧
 ドル円は、トランプ大統領が米中通商協議に楽観的な見解を示したことで、日米中の株価指数が上昇し、リスク回避の円買い圧力が後退し、111.78円から113.39円まで上昇した。トランプ米大統領が、米中貿易合意の草案の作成を指示した、と報じられた。ユーロドルは、コンテ伊首相が2019年予算案の修正に否定的な見解を示したことで1.1302ドルまで下落した後、米中貿易戦争への警戒感が後退したことで1.14ドル半ばまで上昇した。ユーロ円は、127.25円から129円前半まで上昇した。(了)

最終更新:11月3日(土)4時23分

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