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来週の東京外国為替市場見通し=米中貿易摩擦への懸念後退か、FOMCにも注目

11月2日(金)17時05分配信 モーニングスター

 予想レンジ:1ドル=111円65銭-114円55銭

 10月29-11月2日のドル・円は上昇した。10月の世界的な株安から切り返しの動きが強まり、投資家のリスク回避行動が一服した。週初29日は、11月末に予定されている米中首脳会談で、貿易摩擦問題を緩和出来ない場合、米国が追加関税を中国に課す計画があると報じられ、ドル・円の上値を抑えた。30日は、米国株が大幅高となる中、ドル買い・円売りに傾いた。31日は、強い米経済指標の結果を受け、ドル・円は堅調に推移した。2日の日本時間には、トランプ米大統領が11月末に行われる20カ国・地域(G20)首脳会議で、貿易摩擦問題について週近平国家主席と合意するため、想定される条件の草案作成を開始したと伝わり、アジア株やドル・円が上昇した。

 米中の貿易摩擦問題の行方が目先の焦点となる。2日に、トランプ大統領が中国に歩み寄る姿勢が伝えられたが、市場はこれまでもトランプ大統領の発言に一喜一憂してきた側面があり、その動向には注意を払いたい。仮に貿易摩擦への懸念が後退すれば、ドル買い・円売りの材料となるが、11月末に開催される米中首脳会談までは、不安定な状況が続きそうだ。

2日には米10月雇用統計が発表される。米10月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計の結果を参考にすれば、米雇用情勢は引き続き堅調に推移しそうだ。大きな波乱が無ければ、反応は限定的となりそうだ。週明け6日には米中間選挙が控えている。世論調査では、下院は民主党が過半数を獲得する見通しとなっている一方、上院は不透明な状況。もっとも、上院の改選議席は民主党が全て獲得したとしても、トランプ大統領の弾劾に必要な議席数には足らず、影響は限られそうだ。その他の米国でのイベントは、12月利上げへの地ならしとみられる7-8日開催FOMC(米連邦公開市場委員会)にも注目しておきたい。

 ドル・円は10月26日の下落でも100日移動平均線近辺(111円55銭近辺)で下げ止まっており、下値は堅そうだ。下値メドは1日時点の同線がある111円65銭近辺。上値メドは10月高値の114円55銭近辺。

提供:モーニングスター社

最終更新:11月2日(金)17時05分

モーニングスター

 

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