ここから本文です

欧州市場サマリー(22日)

10月23日(火)5時27分配信 ロイター

[22日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。原油安に伴い石油株が売られたほか、英政府による規制強化への懸念から賭博銘柄も値を下げた。

エネルギー部門はFTSE100種を12ポイント超押し下げた。

ブックメーカー(賭け業者)のパディパワー・ベットフェア<PPB.L>は3.9%、GVCホールディングス<GVC.L>は2.3%下落した。英国のハモンド財務相が今月発表する予算案で、ブックメーカーのオフショア企業に対して増税を予定しているとの報道が嫌気された。

一方、医療サービスのNMCヘルス<NMC.L>は5.6%上昇した。通期の利益と収益見通しを引き上げたことが好感された。

銅の値上がりを受けて鉱業銘柄も好調だった。

ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は0.5%高だった。来年に自社株買い計画を倍増し、20億ポンド(26億ドル)近くまで拡大する予定であるとの報道が買い材料となった。

<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。ムーディーズがイタリアの格付けを投資適格で最低の「Baa3」に引き下げたが、見通しは「安定的」としたため一時は買い安心感が広がったものの、長続きしなかった。

イタリアの銀行株指数<.FTIT8300>は一時、約3.6%高となる局面もあったが、その後反落し、1.47%低下して取引を終えた。イタリア政府は欧州連合(EU)の欧州委員会に対して、2019年の予算案を維持する意向を伝えた。ただ今後、赤字を拡大させないことを約束した。

オランダの医療機器・ヘルスケア大手フィリップス<PHG.AS>は8.7%下落した。第3・四半期のコア利益が市場予想に届かなかったことが嫌気された。

一方、欧州格安航空会社(LCC)最大手ライアンエア<RYA.I>は4.3%上昇した。4-9月の利益は7%減となったものの、投資家らはライアンエアが事前に利益見通しを引き下げていたため驚きではないと述べた。

自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI>は3.0%高だった。自動車部品部門マニエッティ・マレリを62億ユーロ(71億ドル)で売却することが買い材料だった。

<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが大幅に低下した。ムーディーズ・インベスターズ・サービスが19日にイタリアの格付け見通しを「安定的」に維持したことを受けた。ただ、市場が材料を消化する中で、利回りの低下幅は縮小した。

短期債利回りはなお17─20ベーシスポイント(bp)低下している。

ムーディーズは19日、見通しを「安定的」としたものの、同国政府の自国通貨・外貨建て発行体格付けを「Baa2」から「Baa3」に引き下げた。

ただアナリストらによると、ムーディーズが今後、見通しを「ネガティブ」に引き下げる可能性を巡る懸念から、債券価格上昇はその後、落ち着いた。

イタリア銀行株<.FTIT8300>が1.5%下落したことも地合いを圧迫。トレーダーの1人は、政府が金融機関の不良債権処分を後押しする保証制度を厳格化したとの一部報道を要因に挙げた。

ナティクシスの債券ストラテジストは「ムーディーズは、成長見通しについて最も厳しい見方を示してきたとみられる」と指摘。イタリアの経済成長が減速すれば、おそらく来年上半期以降に「ネガティブ」見通しが妥当となる可能性もあると分析した。

イタリア2年債利回り<IT2YT=RR>が直近で18bp低下、一時2週間ぶり水準の1.42%まで下げる場面があった。

10年債利回り<IT10YT=RR>は11bp低下して3.47%。

10年物のイタリア・ドイツ国債利回り格差<DE10IT10=RR>は302.8bp、一時281.6bpまで縮小した。

S&Pグローバル・レーティングは26日、イタリアの格付けを見直す予定。現在の格付けは投機的と見なされる水準を2段階上回る「BBB」、見通しは安定的となっている。

アナリストの見方はまちまちで、1段階の格付け引き下げ予想や、見通しのみ「ネガティブ」に変更されるとの観測が流れる。

フィッチ・レーティングスは先週末、キプロスの信用格付けを「BB+」から「BBBー」に引き上げた。投資適格級への引き上げは、1カ月ほどの間に2社目となった。キプロス10年債利回り<CY10YT=RR>は8bp低下して2.31%。

ドイツ10年債利回り<DE10YT=RR>は1.4bp上がって0.445%。

最終更新:10月26日(金)14時30分

ロイター

 

【あわせて読みたい】

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

ヘッドライン