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東京為替見通し=ドル円はレンジ取引か、豪ドルは与党補選惨敗の影響が懸念材料

10月22日(月)8時00分配信 トレーダーズ・ウェブ

 NY外国為替市場でドル円は反発。ユーロやポンド絡みの取引が中心となったため、相場は方向感が出なかったが、ダウ平均が一時220ドル超上昇したタイミングで112.65円と日通し高値を付けた。ナイト・セッションの日経平均先物が160円上げたことも相場の支援材料。そのあとは、前日の高値112.73円が目先レジスタンスとして意識されたためやや伸び悩んだ。
 ユーロドルはモスコビシ欧州委員(経済・通貨担当)が「イタリア来年度予算を巡る対立を緩和したい」との見解を示すと、一時4年8カ月ぶりの水準まで上昇していたイタリアの長期金利が急速に低下し、ユーロの買い戻しにつながった。「イタリア政府は2019年の財政赤字目標をGDP比2.4%から2.1%に変更することを検討している」との一部報道も好感され、一時1.1535ドルまで上値を伸ばした。なお、米格付け会社ムーディーズはイタリアの格付けを「Baa2」から「Baa3」に引き下げたものの、相場の反応は薄かった。
 カナダドル円は軟調だった。8月カナダ小売売上高と9月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想を大幅に下回ったため、一時85.57円まで売り込まれた。

 本日の東京市場のドル円はレンジ取引か。ここ最近はブレグジット交渉やイタリアの財政赤字懸念で動く欧州市場、通商交渉やトランプ米大統領の動向と株式・債券市場がボラタイルに動いているNY市場の間に挟まれて、東京市場は方向感が出にくくレンジ取引に終始している。本日も東京時間では、本邦の8月全産業活動指数以外は主だった経済指標の発表もないことで動きにくいだろう。また先週19日にサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が「次回の米中首脳会談は11月29日のG20サミットで行うことに合意した」と報じたこともあり進展するのは当面先で、通商摩擦はトランプ大統領の口撃次第になり、東京市場では材料になりにくい。よほど大きなニュースなどがない限り112円半ばを中心とした動きになりそうだ。
 観測されるドル円のオーダーは先週末19日の高値の上112.70円からは短期筋のストップロスの買いオーダーと売りオーダーが交錯している。113円台も同様な状況だが、現時点では売りが優勢。また狭いレンジでの取引が続いていることもあり、上昇局面では本邦勢からの売りが新たに出てくる可能性も高そうだ。下サイドは112.00円から111円半ばまではストップロスの売りも見えるが、買いオーダーのほうが優勢となっている。
 欧州通貨は、本日は欧州サイドからも主だった経済指標の発表はないが、ブレグジットやイタリアを巡る動向には警戒が必要だろう。イタリア債の動きが非常にボラタイルなこともあり、欧州入り後の動きには気をつけたい。
 先週末の経済指標が悪かったカナダからは本日も8月の卸売売上高が発表される。経済指標やサウジアラビア情勢が緊迫し、原油価格にも影響する可能性もあるため、カナダドルの動きには注意したい。またターンブル豪前首相の政界引退に伴う週末の補欠選挙で与党自由党が惨敗したことで、議席数が拮抗したため政権運営が不安定になる。朝方は小動きだが、今後の豪ドル相場に影響を与える可能性もある。
 なお、本日はニュージーランド市場が労働者の日のため休場になっている。
松井

最終更新:10月22日(月)8時00分

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