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"モノ言う株主"の村上世彰さんはなぜ今、子供向けの「お金教育」に力を入れるのか? 村上さんの半生を振り返るとともに、インタビュー記事の前編を公開!

10月21日(日)22時20分配信 ダイヤモンド・ザイ

写真:ザイ・オンライン
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 ”モノ言う株主”村上世彰さんが語る、子や孫に伝えたい「人生を豊かにするお金との付き合い方」とは?  

 発売中のダイヤモンド・ザイ12月号は、投資のプロ・村上世彰さんへのインタビュー記事「子や孫に伝えたい”人生を豊かにするお金との付き合い方”」を掲載!  モノ言う株主として知られている村上さんが今、子供たちへの金融教育に全精力を捧げています。記事では、その目的や考え方、そして、子供や孫に伝えたいお金のこととは何か。また、10代の若者に向けた近著『いま君に伝えたいお金の話』から、村上さんのお金についての考え方を紹介しています。

 今回はその中から、村上さんへのインタビューの前半部分をピックアップ! 

お金は道具に過ぎないうまく使えるかどうか

 ──子供向けのお金教育に力を入れている理由はなんですか? 

 学資ローンなど、なんとなくお金を借りて、破綻している人が今ものすごく多い。お金は、借りたら必ず返さなければならないのに、深く考えずに借りる人がいます。本当は借りるときに、「自分が将来これくらい稼げるから、このお金でこれを学ぼう」とか、その勉強が自己実現のためならば「どうやってそのお金を返すのか」ということを考えるべきです。子供の頃からお金と向き合うことで、お金で苦労することがなくなるのではないか、という思いが強いです。

 ──お金について考えるクセをつけるということですね。

 そうですね。僕は、お金ってしょせん道具だと思うんです。何かを買うための対価ですよね。家を買ったり、学校に行くために対価を払う。そこをきちんと理解したうえで、使ってほしい。単なる道具であって、お金にきれいも、汚いもないわけですよ。

 ◆村上世彰さんのざっくり年表! 

 西暦
 年齢
 経歴
 1959年
 0歳
 大阪に生まれる。
 1970年
 10歳
 小学校3年生のときにお小遣い100万円で株式投資をスタート。お金が増えるのが楽しいと感じる。
 1983年

 23歳
 父親に「国家というものを勉強するために、官僚になれ」と勧められ、東京大学法学部卒業後、通産省(現・経産省)に入省。国家公務員としてコーポレート・ガバナンスの普及に従事。
 1999年

 39歳
 官僚を辞し、「もっと日本を良い国にするために投資を通じてコーポレート・ガバナンスを日本に浸透させたい」という思いのもと、投資ファンドを設立。幼いころからの夢だった投資家に。最初の運用資産は38億円。
 2002年

 42歳
 東京スタイルにプロキシ―ファイトを仕掛け敗北も、2003年には株主代表訴訟を起こし2005年に和解。モノ言う株主として一躍有名に。ファンドの運用資産は2006年には5000億円近くに。
 2007年

 47歳
 ファンド解散後、社会貢献に本格的に取り組み始める。支援者とNPO団体やプロジェクトをつなげる「チャリティ・プラット・フォーム」を設立。
 2011年

 51歳
 東日本大震災の際は被災現場に向かい、炊き出し現場でスタッフとして働く。
 2016年

 57歳
 より幅広い社会貢献活動を目指し、村上財団を設立。
 2017年

 58歳
 自身の投資家としての人生をまとめた『生涯投資家』(文藝春秋)を上梓。
 2018年

 59歳
 『いま君に伝えたいお金の話』(幻冬舎)を上梓。現在、子供たちへの金融教育に注力。帰国時に、日本各所で「お金の授業」を実施中。

 ──現在、シンガポールに住んでいらっしゃいますが、海外と日本でお金の教育に、違いがありますか。

 教育というよりも、こんなにお金を毛嫌いしている国は日本くらいなんじゃないかな。「武士は食わねど高楊枝」なんて、ことわざは他の国にないよね。やっぱり余計な反乱分子を押さえ込んで、士農工商という、たぐい稀な身分制度を作ったからではないでしょうか。日本人はお金について話したがらない傾向がありますし、お金に悪いイメージを持つ人もいます。でも、お金を毛嫌いしていると、楽しくないし、可能性が広がらないと思います。

 ──村上さんは10歳のときに、大学卒業までのお小遣いとしてまとめてもらった100万円で投資を始めたそうですね。ご自分の4人のお子さんたちにも、同じお小遣い制を採りましたか。

 僕は提案したけど、やった子とやらない子がいて、うまくいった子とうまくいかなかった子がいます。それぞれ個性がありますし、無理強いはしません。いろんな人がいていいと思う。ただ、社会に迷惑をかけなければいい。そう言うと「パパだって迷惑かけたんでしょ」って言われたりしますけどね(笑)。

 投資については、ほとんどの人が最初は「怖い」と言います。「そんなに元手がない」と言う人もいる。でも、まずは投資が怖いということも含めて“考えてみる”ことが大事です。

 失敗してもいいと思うんです。僕もたくさん間違うし、分析ミスもあります。100戦100勝なんてことはありえない。それよりも、なんで失敗したのか、考えることが重要です。全員に投資をしろとは言っていなくて、怖いと思って何もしないということをやめてほしいのです。僕が言いたいのは、お金と仲良くしてほしいということ。仲良くした結果、そのお金が投資によってさらにお金を生み出すこともあるかもしれないのです。

 (※インタビュー後半の記事はコチラ! )
⇒村上世彰さんが"子供におすすめの投資商品"を紹介!  コーポレート・ガバナンスの強化で株主還元が増える、日本株全体の指数に連動するETFや投信から始めよう

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ザイ編集部

最終更新:10月31日(水)20時30分

ダイヤモンド・ザイ

 

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