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株式明日の戦略-週間下落も週足は陽線、来週は決算にらみで荒い動きが続くか

10月20日(土)0時55分配信 トレーダーズ・ウェブ

 19日の日経平均は続落。米国株の大幅安を嫌気して300円超下落して始まると、その後も下げが加速し、22200円台に突入した。しかし、10時前には売りが落ち着き、その後はやや持ち直した。11時に発表された中国の経済指標はおおむね市場予想の範囲内。これを確認した後は手がかり難となり、後場に入ってもしばらく閑散相場が続いた。動意薄のまま終わるかと思われたが、14時をすぎた辺りからはじわじわと値を戻す展開。終始マイナス圏ではあったものの、終盤に22500円台を回復し、きょうの高値圏で取り引きを終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆3900億円。業種別では保険、電気・ガス、医薬品が上昇しており、プラスはこの3業種のみ。一方、海運、その他製品、その他金融の下げが大きかった。後場に上期の利益見通し上振れを発表したアオイ電子が、プラス転換から上げ幅を広げて5%を超える大幅上昇。反面、昼休みに3Q決算を発表したモバイルファクトリーは、後場買い気配スタートとなったものの、寄った後は売りに押され、8%超の下落と大幅安で終えた。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり616/値下がり1409と売りが優勢。安川電機や東京エレクトロンが売り先行から切り返して強い動き。ファストリや資生堂が後場にプラスに転じた。不祥事発覚で今週急落したKYBには押し目を拾う動きが見られた。上方修正を発表したダイハツディーゼルが大幅高となり、新会社の設立が好感されたメンバーズが急伸した。一方、キャッシュレス決済拡充に向けて、政府がクレジット会社にカードの手数料を引き下げるよう要請するとの報道が流れたことから、丸井Gや楽天、クレディセゾンなどカード関連会社が軒並み大幅安。下方修正を発表したジャパンフーズやヤマダ電機が急落した。受注減少が嫌気されたハーモニックは年初来安値を更新した。きょうは2社が新規上場したが、ギフトは高い初値をつけた後は伸び悩んだ。DIシステムは買い殺到で初値は持ち越しとなった。

 日経平均は下げ幅を縮めて22500円台を回復して終えた。きのうの下げときょうの大幅安スタートがセンチメントを悪化させたが、週間の値動きとしては、きょうの下げ分が響いてマイナスという程度。週初がギャップダウンスタートとなったため、週足では陽線を形成している。週末値は22532円で、52週線(22526円、19日時点、以下同じ)や200日線(22499円)など、テクニカルの注目の節目も上回って終えた。もう少し不安定な地合いは続くだろうが、今週はネガティブな動きが出てきた割には踏ん張ったと言える。戻すまでには至らなかったため、2段下げは警戒しておく必要があるが、下はあっても一時的だろう。押し目を丹念に拾っておきたい局面だ。


【来週の見通し】
 波乱含みか。日米とも企業決算が多く出てくるが、中でも25日のアルファベットやアマゾンの決算(東京市場で材料を消化するのは26日)が注目を集める。また、日本電産や米キャタピラーの決算なども全体市場へ与える影響が大きいと推察される。決算以外では、25日のECB理事会およびドラギ総裁会見が注目だ。混迷の株式市場を強気に導く「ドラギマジック」が見られれば、相場の下支え要因となる。決算に関しては強弱あるだろうし、好決算続出で株価が上昇した場合でも、米国の金利上昇が加速するという警戒もある。世界的に株式市場が出直りをうかがう局面のため、強弱感が入り乱れやすく、日々振れ幅は大きく出るも、方向感は出づらいと予想する。

最終更新:10月20日(土)0時55分

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