ここから本文です

金融機関が融資審査する際に使用する2つの視点

10月19日(金)11時00分配信 不動産投資の楽待

(写真© maccc-Fotolia)
拡大写真
(写真© maccc-Fotolia)
こんにちは。サラリーマン大家のTAKAです。

今回は、金融機関が債務者である融資先を評価する枠組みについてお伝えしたいと思います。

銀行をはじめとする多くの金融機関は、法令に基づき金融庁の監督のもとで業務を行うこととされています。金融機関から企業や個人への融資についても、金融庁が定める一定のルールによって、融資先の審査が行われます。企業や個人の方からすると、金融機関でどのような審査が行われているのかということは基本的に知ることはできません。分かるのは審査の結果だけです。

金融機関では、ある2つの方法を使って審査を行っています。その2つの方法とは、「信用格付け」と「案件審査」です。この2つを勘案したうえで、融資の可否や条件が決定されます。

「信用格付け」とは、お金を借りる債務者自身の返済能力や返済可能性の評価のことを言います。これは、貸借対照表(バランスシート)や損益計算書などの財務諸表などから、その債務者自身についての評価となります。この「信用格付け」の評価は、各金融機関が独自の尺度を設けています。

また、金融機関では「信用格付け」を使って、「債務者区分」を行うことが求められています。この「債務者区分」については、金融庁の検査官が金融機関を検査する際の手引きである「金融検査マニュアル」で定められています。

「債務者区分」では、債務者を大きく分けて以下の5つに分類します。

1.正常先:業況が良好であり、財務内容の良い先
2.要注意先:返済の遅延が見られるなど業況が不安定であったり、財務内容に不安のある先
3.破綻懸念先:破綻状態ではないものの業況が芳しくなく破綻が懸念される先
4.実質破綻先:法的に破綻はしていないものの実質的に破綻している先
5.破綻先:破産や民事再生など法的に破綻している先

金融機関は、この分類をもとに、債務者への貸倒引当金を算定することになるため、債務者がどの区分に分類されるかは、金融機関にとっての重要事項です。

要注意先以下にお金を貸すと金融機関には損失が発生します。このため、お金を借りる場合には、正常先に分類されているということがかなり重要になります。

基本的に、プロパー融資については「信用格付け」と「債務者区分」が行われていて、銀行のルールに従って、債務者が評価されます。一方でアパートローンについては、このような「信用格付け」と「債務者区分」の対象外としている金融機関が多くあります。これらの金融機関は、手間暇かけて債務者の業況を審査することなく、一定のマイルールを作って、引当金を積むことなく、融資を行うことがで来ます。

金融機関から見た場合には、このマイルールの枠に当てはまる人であれば、プロパー融資のようなじっくり時間のかかる審査が不要のため、楽な融資と言えるでしょう。

※上記は、楽待新聞の実践大家コラムニスト、サラリーマン大家のTAKAさんが執筆したコラムです。文章、写真、画像、イラストおよびデータ等上記記事は、執筆者の責任において作成されています。
サラリーマン大家のTAKA

最終更新:10月19日(金)11時00分

不動産投資の楽待

 

情報提供元(外部サイト)

不動産投資の楽待

不動産投資の楽待

株式会社ファーストロジック

最新記事を毎日更新

実際に不動産投資を行っている投資家の
「失敗談」や「成功談」をはじめ、
不動産投資をするなら必ず抑えておきたい
ノウハウを記事にして毎日配信!

【あわせて読みたい】

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

Yahoo!ファイナンス 決算速報

平均年収ランキング

ヘッドライン