ここから本文です

株式明日の戦略-米国株の下げ止まりを待たずに反発、来週は戻りを試す展開か

10月13日(土)1時00分配信 トレーダーズ・ウェブ

 12日の日経平均は反発。米国ではダウ平均が545ドル安と連日で大きな下げとなる中、SQ売買の影響もあり、200円超下落して始まった。しかし、寄り付きが安値となって22500円近辺まで急速に戻し、そこからはしばらく一進一退。後場ももみ合いが続いたが、14時をすぎたあたりから、米株先物の上昇や円安進行を手がかりに下げ幅を縮めてプラス転換。これを受けて押し目買いが優勢となり、上げ幅を3桁に広げて終えた。東証1部の売買代金は概算で3兆3400億円。業種別では騰落率上位はその他製品、機械、情報・通信、下位は保険、陸運、電気・ガスとなった。上期が最終黒字となり、売り上げの伸びも確認できたロコンドが後場急騰。年初来高値を更新した。反面、前期が大幅減益となった明光ネットワークジャパンが商いを伴って急落し、年初来安値を更新した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1130/値下がり926で、後場に地合いが改善する中で値上がり銘柄が増加した。SUMCOや東京エレクトロンなど半導体株が大幅上昇。ソフトバンクGや安川電機など直近で売り込まれていた銘柄に買いが入り、TATERUやスルガ銀行などにも物色の矛先が向かった。決算が好感されたセントラル警備保障や津田駒が急伸し、コシダカHDはストップ高。株式分割を発表したリンクバルもストップ高まで買われた。一方、弱かったのがファーストリテイリング。決算は増配もあり安心感のある内容となったが、利益確定売りが優勢となった。上期減益のローソンが大幅安。松屋やビックカメラ、スター精密なども決算を材料に大きく売られた。パーク24はユーロ円建てCBの発行が嫌気されて急落した。きょう新規上場のデルタフライは公開価格割れのスタートとなったが、その後は買いが入ってストップ高。イーソルは買いが殺到して初値は持ち越しとなった。

 きょうは底堅い地合いになるとは予想していたが、後場にプラスに転じると、そのまま上昇で終える強い動きとなった。アジア株高が日本に波及した格好だが、これで世界株安には歯止めがかかった。日経平均は週間では大きく下げたが、その間も為替は比較的落ち着いていたと言え、これで米国株が持ち直してくるようなら、今回の下げは一時的な調整との見方が強まる。今週の業種別の週間騰落を見ると、上位は上から建設(-2.6%)、水産・農林(-2.7%)、小売(-2.7%)、食料品(-2.9%)、不動産(-3.0%)、下位は下からパルプ・紙(-6.7%)、非鉄金属(-6.5%)、化学(-6.5%)、電気機器(-6.2%)、石油・石炭(-6.1%)の順となる。来週、米国株が鋭角的に戻すなど、地合いが楽観的に傾いた場合には、逆張り戦略で下位セクターの出直りを狙うのが良いだろう。一方、上げ下げを繰り返したり、米国株が下げ止まらないようであれば、今週大きく崩れなかった上位セクターのパフォーマンスが高まると予想する。


【来週の見通し】
 乱高下しながらも戻りを試す展開か。米国株の動向が引き続き注目される。米国では決算発表がスタートするほか、経済指標の発表も多い。また、17日には9月開催のFOMC議事要旨の公表もあり、各種材料に一喜一憂となる展開が想定される。ただ、材料が多い分、強気にしても弱気にしても、一方向には傾きづらいと考える。また、急激な株安でセンチメントが悪化したことから、今週の株安を招いた米長期金利の上昇にはブレーキがかかる可能性が高い。米国株の下げが続いた場合でも、今週のようなクラッシュ的な動きにはならないとみており、調整一巡感が出てきた日本株は、悪材料ではそれほど下げず、好材料があれば素直に買われるという地合いが続くと予想する。

最終更新:10月13日(土)1時00分

トレーダーズ・ウェブ

 

情報提供元(外部サイト)

トレーダーズ・プレミアム

トレーダーズ・プレミアム

DZHフィナンシャルリサーチ

株式情報会員専用サービス
入会受付中

月額10,000円(税別)

株・為替ニュースでおなじみのトレーダーズ・ウェブ では、12月19日のソフトバンク上場で注目のIPO情報も提供しています。
さらに会員サービスの「トレーダーズ・プレミアム」では、上場銘柄の 「ファーストインプレッション」 「仮条件分析」 「公開価格分析」 など、一歩も二歩も踏み込んだ上場銘柄分析がご覧いただけます!

【PR】Yahoo!ファイナンスからのお知らせ

ヘッドライン