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株式週間展望=日経平均2万4000円台へ―FOMC、米利上げ後は短期調整も、押し目は絶好の買い場

9月22日(土)8時25分配信 モーニングスター

現在値
不動テトラ 1,844 -47
アルバック 3,740 -155
イントラス 540 -21
ニトリHD 14,350 -695
 2万3000円のフシを突破した日経平均株価は今週(18-21日)、余勢を駆って真空地帯を駆け上がった。21日には一時2万3971円(前日比296円高)まで買われ、次の大台が目前に迫った。もっとも、ヘッジファンドが買い材料視していた自民党総裁選を通過し、来週(25-28日)は手掛かりを欠く。25、26日のFOMC(米連邦公開市場委員会)後の値動きにも短期的には注意が必要だ。

 今週の日経平均は2万3869円(前週比795円高)で取引を終えた。この日まで破竹の6連騰。強力な2万3000円の抵抗線を上抜いたことで、市場心理が一気に強気に傾いた。安倍長期政権を見据えた投機筋が買いスタンスをとったことで、売り方が押しまくられた面もある。TOPIX(東証株価指数)は3カ月ぶりに1800ポイント台を回復した。

 この勢いは、日経平均を2万4000円より上まで持ち上げるエネルギーを十分に伴うものだ。年初来高値(1月24日の2万4124円)は通過点にすぎないかもしれない。PER(13.7倍)や、騰落レシオ(25日移動平均で127)をはじめとするテクニカル指標を踏まえても、現状に過熱感はない。

 ただ、来週については幾つか気になる点がある。まずは折からの貿易問題。米トランプ政権は中国に対する追加関税の第3弾を24日に発動する見通しで、その後も対象を全品目に広げる可能性を示唆している。また、矛先は日本に向かってくる恐れもあり、26日に予定されている日米首脳会談では安倍首相の真価が問われる。

 また、FOMCでは今年3回目の利上げが予想される。それ自体は好調な米国経済を反映した材料だが、一時的な警戒要因でもある。前回の利上げは6月13日で、その前は3月21日。日経平均はいずれも直後に下落している。今回も利益確定売りの目安となってもおかしくないため、2万4000円台乗せの達成感も相まって週後半は軟化するとも考えられる。

 もっとも、調整はあまり深まらないだろう。10月に入ると企業の4-9月決算発表が控え、業績面の期待が高まるためだ。季節的にも株価が上昇しやすい10-12月相場の入り口で迎える押し目は、絶好の買い場となりそうだ。

 来週の日経平均の想定レンジは2万3500-2万4200円。既述のように前半高・後半安を見込む。参考銘柄は不動テトラ <1813> 、アルバック <6728> 、イントラスト <7191> とする。

 スケジュールは日米首脳会談、FOMCのほか、国内で25日に7月30、31日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨が出るほか、27日の全国証券大会での黒田日銀総裁の講演、28日には9月18、19日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」公表が控える。26日のニトリホールディングス <9843> を皮切りに、2月期企業の上期(3-8月)決算発表が本格化する。

 海外では米国で25日に7月S&PコアロジックCS住宅価格指数と9月CB消費者信頼感指数、26日のFOMC後にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見、27日に米4-6月期GDP(国内総生産)確定値と米8月中古住宅販売仮契約。(市場動向取材班)

提供:モーニングスター社

最終更新:9月22日(土)8時25分

モーニングスター

 

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