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新iPhone発表。使い勝手向上で乗り換えはすべき?

9月13日(木)15時40分配信 HARBOR BUSINESS Online

小枝氏は廉価版のiPhone XRの存在が、消費者の選択を拡げると分析する。カラーバリエーションも6色と幅広い
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小枝氏は廉価版のiPhone XRの存在が、消費者の選択を拡げると分析する。カラーバリエーションも6色と幅広い
 Appleは現地時間9月12日(日本時間13日午前2時)、iPhoneの新型モデル3機種と、「Apple Watch SerieS 4」を発表した。

「iPhone XS」は、昨年10周年を記念して発売された「iPhone X」の後継にあたるモデルで、基本デザインはXを踏襲し画面サイズも5.8インチ。さらに、iPhoneシリーズ過去最大サイズとなる6.5インチの「iPhone XS Max」とXシリーズの廉価版にあたる6.1インチの「iPhone XR」もラインナップされた。従来モデルでは、iPhone 8およびiPhone 7が販売を継続、iPhone X、iPhone 6SおよびiPhone SEは販売が終了している。

 まずは端末の詳細を見ていこう。ディスプレイ性能はXSおよびXS Maxが有機ELパネルを採用。いずれも458ppiの高解像度でダイナミックレンジは昨年 のXに比べて60%拡大しているという。

 一方、XRは液晶ディスプレイでHDRには対応せず、解像度も326ppiとやや抑えられている。3D Touchにも非対応である点は少々残念だ。

 搭載チップは3機種共通で、A12 Bionicチップを採用。A12は6コアCPUで、うち2つの性能コアが高負荷のかかる演算タスクに取り組み、4つの効率コアが日常的なタスクを受け持つ仕様。昨年のA11 Bonicと比較して、2つの性能コアは最大15%高速に、4つの効率コアは最大50%の省エネ化を実現している。またA12が内蔵する4コアGPUもグラフィック性能が最大50%高速化したという。

 カメラ性能は、XSとXS Maxとも、12メガピクセルのデュアルカメラを搭載。絞り値は、広角側はF1.8、望遠側がF2.4。Xと同様に2倍までの光学ズームと、10倍までのデジタルズームに対応するほかデュアル光学式手ぶれ補正を備える。また新搭載のスマートHDRや深度コントロール機能などにより表現力が向上している。

 一方、XRは12メガピクセルのシングルカメラで、絞り値はF1.8。シングルカメラでは初めてポートレートモードに対応したほか、スマートHDRや深度コントロール機能などの新機能も備えた。

 そのほか、IP68相当の防水対応(XS・XS Max)や、フロントカメラでのポートレートモード機能、デュアルSIMへの対応、512GBモデルのラインナップ追加など、 Xと比較して端々に性能強化がされている。

◆性能面よりもユーザーの選択肢に重点

 では、今回発表された新型iPhoneで、注目すべき点はどこにあるのか? IT・家電ライターの小枝祐基氏は、性能面よりも使い勝手の幅や、機種の選択肢の広がりにあると分析する。

「iPhoneもようやくアンドロイドのようにデュアルSIMに対応しました。どうやら日本版は片方がキャリア用になってしまうようですが、ともあれ、足りなくなったデータをMVNOで補うような使い方ができるだろうと期待してます。それと、やはり注目は下位グレードのXRだと思います。価格面ではiPhone 8からの乗り換えにちょうどいいですし、流行りのオールディスプレイは端末サイズを据え置きで大画面が使えるので、魅力を感じる人も多いと思います。ただ一方で、根強いユーザーの多いTouch IDが使えなくなる点に加えて、8には搭載されている3D Touchに対応しないなど、慣れ親しんだ機能が載っていない点は一考の余地がありそうです。サイズ・重量もXSより大きいので、実機を見て要検討でしょうか」

 もはや端末の大画面化は避けられない流れ。今回、とうとう4インチサイズのSEが姿を消したことで、一部で期待されてきた新型ミニサイズモデルの目は、ほぼなくなった空気が漂っている。画面の大型化に加えて、今回512GBモデルが登場したことでさらに高価格化に拍車がかかっているが、今回登場したXRは、言うならば”低価格版iPhone X”。大画面でありながら本体がコンパクトなのは魅力的だし、価格を理由に昨年Xを見送ったという人でも、10万円以下なら食指が動きやすい。

「これまで通り、ハイエンド志向の人は上位グレードのXSやXS Maxにある程度動くでしょうし、発売がひと月遅いXRを待てない旧モデルのユーザーは、より安価になった8や7を選ぶという選択肢もあります。全体的にマイナーチェンジが多く地味な発表でしたが、乗り換えにはむしろ好機なのかなと思います。個人的には、在庫処分で安くなったXを狙うのもアリかなと思います(笑)」

 新型iPhoneの発売日は「iPhone XS」および「iPhone XS Max」が9月21日(金)で本日より予約開始。「iPhone XR」が10月26日発売となる。価格は「iPhone XS」が11万2800円(税別)、「iPhone XS Max」が12万4800円(税別)、「iPhone XR」が8万4800円(税別)から。

 昨年のような目新しさには乏しかったものの、ラインナップ追加やカラーバリエーション強化など、打てる手はすべて出してきたアップル。低価格な8が先行発売された昨年とは逆に、高価格XSシリーズから発売となる今年は、どのように消費者が反応するか? 今後の動向にも見守りたい注目だ。

<取材・文/HBO編集部 写真/photo via Apple>
ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:9月13日(木)15時40分

HARBOR BUSINESS Online

 

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