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「経済を、おもしろく!」に共感、応援したい

8月20日(月)14時01分配信 会社四季報オンライン

「経済を、おもしろく!」に共感、応援したい
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「経済を、おもしろく!」に共感、応援したい
 わが家にはテレビがない(正確には壊れている)こともあり、もう6、7年テレビを見ない生活をしています。小学生と高校生の娘たちにとって、テレビがないことでお友達との会話についていけないなどの不都合があるかと思いきや、最近はユーチューブなどテレビ以外のメディアや、SNSの発達により、ほとんど困ることがないようです。

 実際わたし自身も、テレビを見ないことによって困ることと言えば、若いタレントさんや俳優さんが分からないくらいで、人生に大きな影響はありません。日々のニュースも、新聞とネットで事足ります。

 しかし、最近は移動中などの隙間時間についつい見てしまうメディアがあります。それは「経済を、もっとおもしろく」をテーマに国内外の経済ニュースを配信するNewsPicks。ただ記事を流すだけでなく、専門家や著名人がコメントを書き込めるSNS型であることが大きな特長で、それらをトータルで読むことで、ニュースを多角的に理解することができます。

 わたしが特に気に入っているのは、今、注目を浴びている落合陽一氏をフューチャーした「WEEKLY OCHIAI」。毎週ひとつのテーマを決め、それをどうアップデートすればよいか専門家を呼んで討論する番組です。ほかにも堀江貴文氏やSHOW ROOMの前田裕二氏が出演する「MAKE MONEY」も必見。と、NewsPicksの回し者みたいになってしまいましたが、利害関係はまったくありません。

 さて、NewsPicksを運営しているのは、2016年にマザーズ市場に上場したユーザベース(3966)です。収益源は、NewsPicksから得る月額課金と広告収入、もうひとつはビジネスデータベースを企業に提供するSPEEDAから得る月額利用料です。2018年12月期の第2四半期決算は、 SPEEDA、NewsPicksともに売上を伸ばし、前年同期比で51%増で着地。しかし、NewsPicksの大型プロモーションにかけた広告宣伝費が営業利益を圧迫し、こちらは前年同期比3.1%の減益です。

 これだけ見るとあまりかんばしくない印象を受けますが、決算短信には、ご丁寧に営業利益から広告費を引いた金額の前年比まで掲載されており、そちらは38.9%増とのこと。広告宣伝費はまちがいなく費用ですので、それを除いて考えるのはどうかとも思いますが、企業が成長するための投資と考え、それが近い将来大きな利益を生むとするならば前向きにとらえてよいかと思います。

 株価は上場してから順調に右肩上がりを続けていましたが、今年の7月9日に4170円の高値をつけたのち、ずるずるときれいな右肩下がりです。要因としては、アメリカの経済メディアQuartz社の買収によってのれん償却費が発生し当初の通期予想をレンジ幅で下方修正をしたこと、また買収に伴って第三者割当による新株予約権の発行があったことなどが考えられます。

 しかし、いい加減、ずるずる下げが止まってもいいころではないでしょうか?  実際、第2四半期決算を発表した翌日8月14日には出来高を伴った大きな陰線となり、その後はその日の安値を割ることなく2500円ラインをキープ。セリングクライマックスだった可能性が高まります。また下期には買収したQuartz社の業績も取り込みますので、それらを期待した買い戻しがそろそろ入ってもよい頃かと、下げ止まりからの転換を注意深くウォッチしています。

 藤川里絵(ふじかわ・りえ)/2010年より株式投資を始め、5年で自己資金を10倍に増やす。ファイナンシャル教育機関「ファイナンシャルアカデミー」にて、「お金の教養スクール」など、多数の講座を担当。著書に『月収15万円で株投資をはじめたわたしが5年で資産を10倍にした方法を書き込みながら実践する本』(扶桑社刊)など。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
藤川 里絵

最終更新:8月21日(火)15時06分

会社四季報オンライン

 

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