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〔今週の株式相場見通し〕不安定な動き=新興国通貨を注視

8月20日(月)6時53分配信 時事通信

 今週の東京株式市場は不安定な動きが予想される。好調な企業業績が買い材料になるとみられる一方、トルコなど新興国の通貨安が世界的な株安につながりかねない。日経平均株価は2万1800~2万2500円程度で推移すると予想される。
 先週はトルコ通貨リラの急落を受けて投資家の間にリスク回避の動きが広がり、日経平均は13日に440円安と急落。しかし、翌14日はリラ相場がいったん落ち着いたため急反発し、17日は前週末とほぼ同水準で取引を終えた。
 今週も新興国通貨の動きに投資家の関心が集まりそうだ。外国為替市場でリラ売りが再燃すれば、トルコ向け投融資を抱える欧州金融機関が損失を被り、欧州の景気悪化を招くと警戒されている。通貨不安が南米などに飛び火すれば、新興国から投資マネーを引き揚げる動きが加速し、「投資家は再びリスク回避の株売りに走りそうだ」(銀行系証券)という。
 米国発の貿易戦争の行方も株価を大きく動かすだろう。米国と中国の貿易摩擦が収束に向かえば、「世界経済の大きな不安要因が後退し、リスクの大きい資産とされる株式に資金が流入しやすくなる」(インターネット証券)とみられる。今週までに出そろった上場企業の2018年4~6月期業績が好調だったため、市場では「外部環境さえ落ち着けば株価は上昇する」(同)との声が多く聞かれる。
 ただ、トランプ米大統領の過激な発言で、市場の雰囲気が暗転する可能性がある。このため、「当面は株式の買いに慎重な雰囲気が残る」(国内運用会社)ことになりそうだ。(了)

最終更新:8月20日(月)9時28分

時事通信

 

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