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オイラ大地の急騰で脚光浴びる「ミールキット関連株」徹底追跡<株探トップ特集>

8月16日(木)19時30分配信 株探ニュース

共働き世帯の“時短ニーズ”に加え、シニアや単身男女の利用も増加。小売業界にとっても「ミールキット」は重要な戦略エリアに。
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共働き世帯の“時短ニーズ”に加え、シニアや単身男女の利用も増加。小売業界にとっても「ミールキット」は重要な戦略エリアに。
現在値
ローソン 6,830 -30
アスクル 3,275 -15
ロックフィ 1,857 +34
オイラ大地 4,030 +190
7&iHD 5,072 +55
―米アマゾンも展開する有望マーケット、世界市場規模は5年で3倍化も―

 ミールキットが日本でも定着しつつある。ミールキットとは、献立の調理に必要な材料一式がセット(キット)になったもので、カット済みの食材とレシピが同梱されている。スーパー などで一から食材を購入し調理するのに比べるとコストはかかるものの、計量したり食材を切ったりといった手間が省け、短時間で調理できるため、忙しくても食事を手作りしたい人に人気となっている。

 米調査機関によると、2021年の世界市場は金額ベースで16年の3倍になるとの試算もあり、世界的にも市場は拡大している。日本でも共働き夫婦を中心に幅広い層で利用が広がっており、今後、株式市場でも注目が高まりそうだ。

●米国では大手企業が続々参入

 アメリカで広がったミールキットだが、以前から似たような商品があるなか、ブルー・エプロン(ニューヨーク州)がインターネットを利用した定期購買方式を導入したことをきっかけに市場が急成長した。同社は創業5年目の17年6月に上場したことでも話題になったが、ユーザー数は100万人を超え、月に800万食以上を会員に届けている。

 また、ブルー・エプロンの成功に刺激され、米国では参入企業も増えており、ウォルマートやクローガーといった大手スーパーやアマゾン・ドット・コムなどもミールキットを展開しているという。現在では150以上の企業がサービスを提供しているといわれ、競争も激化している。

●共働き世帯の増加が追い風

 一方、日本における「ミールキット」は普及が緒に就いたばかりで、オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]の「オイシックス」や「らでぃっしゅぼーや」など食材宅配業者が取り扱いを開始し、売り上げは増加傾向にある。

 この背景には共働き世帯の料理に対する「時短」ニーズがあるといわれている。最新の内閣府「男女共同参画白書」によると、17年の共働き世帯数は1188万世帯で、この30年で6割近く増加した。冷凍食品や総菜なども、共働き世帯の増加を背景に市場を拡大させてきたが、「日頃料理にあまり時間をかけられないが、完全調理の冷凍食品や総菜を食卓に出すことには抵抗がある」「多少高くてもおいしくバランスのとれた良い食事をとりたい」といったニーズにミールキットは対応しており、徐々に利用層を広げている。

 最近では、シニアや単身男女などが購入するケースも増えているという。また、食品ロスの削減にもつながることから、環境面でのメリットも指摘されており、エコ意識の高い層にも受け入れられている。

●有名人監修のメニューで認知度向上

 日本において、ミールキットを手掛ける企業の代表格といえば、前述のオイシックス・ラ・大地だ。同社が13年7月に開始したミールキット「Kit Oisix(キットオイシックス)」は、全てのメニューに5種類以上の野菜が入り、しかも主菜と副菜の2品を20分ほどで作ることができる。最近では芸能界でもグルメとして知られる渡部建さんや、好きなママタレント上位の小倉優子さんといった有名人監修の商品も開発し、認知度も上昇中だ。

 同コースの会員数は6月末時点で8万人弱に達し、前年同期に対して約2.5万人増加。累計出荷数も1100万個を突破している。今年5月からはアマゾンの「アマゾンフレッシュ」でも取り扱いが開始され、さらなる利用者の増加が期待されている。

 また、ワタミ <7522> は、調理済み食品を自宅に届ける「ワタミの宅食」の一環として、「お料理キット」を展開。ショクブン <9969> [東証2]も東海・近畿地方に食材の宅配を行っている。

●スーパー、コンビニも参入

 ミールキットの人気が高まるにつれ、スーパーやコンビニエンスストアなど小売り業界もミールキットへの取り組みを始めた。

 セブン&アイ・ホールディングス <3382> はアスクル <2678> と提携し、「LOHACO」のサイトから生鮮食品などが買える「IYフレッシュ」を展開し、そのなかでイトーヨーカ堂のミールキットを販売している。

 イオン <8267> は今年3月にプライベートブランドの「トップバリュ」からミールキットの「CooKit」シリーズを発売した。和洋中のレシピをそろえ、現在100店舗ほどで販売している。

 ローソン <2651> は、今年3月にスタートさせた店舗受取型ネット通販の「ローソンフレッシュピック」の主力商品の一つとしてミールキットを販売しており、オリジナル商品の「キッチント」のほか、提携先であるオイシックス・ラ・大地の「Kit Oisix」なども販売している。

 このほか、ロック・フィールド <2910> は今年6月、誰でも簡単に「RF1」のサラダを作ることができるよう、カットと下ごしらえ済みのキット「作を楽しむSALAD」を発売。現在のところ限定店舗のみの販売となっているが、今後の展開が注目されている。

株探ニュース(minkabu PRESS)

最終更新:8月17日(金)8時58分

株探ニュース

 

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