ここから本文です

【日経新聞1面】米欧日アジアとも業績好調だが先行きの警戒も【本日の材料と銘柄】

8月10日(金)11時43分配信 フィスコ

現在値
東芝 326 +2
ソニー 6,024 +107
TDK 10,970 +320
キーエンス 60,970 +1,040
トヨタ 6,864 +59
【日経新聞1面】米欧日アジアとも業績好調だが先行きの警戒も【本日の材料と銘柄】

米欧日アジアとも業績好調だが先行きの警戒も
米企業、好況で24%増益 4-6月 日欧アジアも1-2割増 貿易摩擦、年後半に懸念

米国を牽引役に、世界の企業業績が拡大している。米主要企業の18年4-6月期の純利益(金融含む全産業)は前年同期比2割強の増益。大型減税や好景気を両輪に、資源や金融など幅広い業種が稼ぐ。4-6月期は日本やアジア、欧州も1-2割の増益となった。好調な企業部門が株高につながる構図だが、米中貿易摩擦で18年後半は予断を許さない状況だ。

トムソン・ロイターによると、米主要500社の4-6月期の純利益は前年同期比24%増。1-3月期も同27%増で2四半期連続の2割超えは、リーマン危機後に米景気が急回復を遂げた2010年以来のことだ。トランプ米政権の減税が企業の設備投資や個人消費を盛り上げ、好調な業種に広がりが出ている。原油高でエネルギー業界の利益は2倍超、活発なインフラ投資でキャタピラーが最高益更新、ITではアップルが単価の高いスマホの販売増で最高益、アマゾン・ドット・コムも純利益が13倍増。金融業界も米国内で融資が伸び大型M&A助言業務も堅調で、JPモルガン・チェースなど大手は2ケタ増益になった。

QUICK・ファクトセットなどによる世界企業の4-6月期の純利益(ドル建て)のランキングは、上位10社のうちアップルやJPモルガンなど米国勢が半数の5社を占め、欧州が2社、アジア勢ではサムスン電子が3位、東芝メモリの巨額売却益で東芝
<6502>が4位、トヨタ
<7203>が10位にランクインした。大和証券の壁谷洋和氏は「減税の一時的な要因だけでなく、持続的な成長が米企業の収益基盤を強固にしている」と指摘する。

欧州ではエネルギーと金融が利益を伸ばして4-6月期は1割の増益、日本経済新聞社が集計した日本の上場企業の4-6月期の純利益(金融含む)の増益率は2割超、半導体子会社の巨額売却益を得た東芝を除いても1割を上回る。ゲームや画像センサが好調のソニー
<6758>は最高益更新、キーエンス
<6861>も17%増益。現時点で18年度は減益予想だが、為替の円安を受けて上方修正の余地は大きい。好調な企業業績だが、先行きには警戒も広がり、米中通商問題や中東情勢の行方次第で収益が下押しされかねない情勢でもある。

わが国企業の18年4-6月期の業績は上振れの結果が多く予想以上に好調だ。米アップルなどIT大手の好業績がわが国電子部品大手の業績好調にも繋がる。ただ、足下の業績が好調な割には、先行きの警戒から通期予想を据え置く企業が多いため、日本では業績好調ぶりが株式市場に反映されているとは言えないもどかしさもある。




<6758>ソニー{AV製品群・ゲーム・音楽など総じて好調、COMOSセンサ世界トップ}
<6861>キーエンス{FA向け主体に多様なセンサ類・制御・計測機器を手掛ける、高収益}
<7203>トヨタ{国内最大手・世界第3位、ハイブリッド車で圧倒的首位・EV戦略強化}
<6762>TDK{電子部品大手、フィルムバッテリー・センサー事業が新たな成長分野}
※この記事は、無料のスマートフォンアプリ「FISCO」に先行配信された記事を転載したものです。
《AN》
株式会社フィスコ

最終更新:8月10日(金)11時43分

フィスコ

 

【あわせて読みたい】

この記事の関連銘柄ニュース

Yahoo!ファイナンス 特集

注目のニュースキーワード

ヘッドライン