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明日の戦略-大幅安の中で金融株が軒並み高、日銀会合を前に長い眠りから覚める?

7月23日(月)16時49分配信 トレーダーズ・ウェブ

 23日の日経平均は大幅に3日続落。トランプ大統領のドル高けん制発言などを受けて為替が大きく円高に振れたことから、売りが優勢の展開。寄り付きから200円超下落し、その後もさえない地合いが続いた。日銀の金融政策変更への思惑から金融株には強い買いが入ったが、ファーストリテイリングやファナックなど値がさ株が総じて軟調。後場に入っても金融株のみが強く、指数が弱いという地合いに大きな変化はなく、下値模索が継続した。日経平均が300円下げる一方でTOPIXは小幅な下げにとどまり、日経ジャスダック平均はプラスに転じて終えるなど、かなりいびつな動きでもあった。東証1部の売買代金は概算で2兆1600億円。業種別では銀行、保険、その他金融などが上昇しており、その他製品、輸送用機器、情報・通信などが下落している。金融株の深堀りが進む中、ふくおかFGや筑波銀行、山陰合同銀行など地銀株が軒並み急伸。反面、先週末に年初来高値を更新したジャストプランニングが一転売りに押されてストップ安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり884/値下がり1112と売りが優勢。前場は指数が大幅安となる中でも値上がり銘柄は多かったが、地合いの改善が見られない中、下落銘柄が増加した。金融株に一極集中といった相場で、三菱UFJ、三井住友、みずほのメガバンク3行が大幅上昇。第一生命など保険株にも買いが入った。材料のあったところでは、業務提携が好感されたパスがストップ高。上方修正を発表したバリューコマースや寺岡製作所、日本鋳造などが急伸した。一方、1Q決算が失望を誘った東京製鉄や下方修正を発表したファインデックスが急落。減益観測が報じられた大東建託が大幅安となった。きょうマザーズ市場に新規上場したマネジメントソリューションズは、高い初値をつけた後は、売りに押される展開となった。

 日経平均は300円安(22396円)と大幅安。節目の22500円は全くサポートにならず、後場に下げ幅を広げた。一方で金融株だけは終日強い動きが続いた。指数と個別の動きがバラバラといった雰囲気だが、300円安でも総悲観とならなかったことには期待が持てる。値がさ株などは目先は利益確定売りに押されそうで、結果、指数の動きも緩慢となりやすい。ただ、ここまでリバウンド相場でもなかなか買いが入らなかった銀行株が、地銀も含めて鋭角的な上昇を見せたことは、他の出遅れバリュー株もきっかけ一つで資金が向かうとの期待を高める。金融株は、無風通過続きであった日銀会合で何らかの変更があるかもしれないとの見方が出てきたことで、来週7月30~31日の日銀会合に向けては、売り方の買い戻しが加速しやすく、派手な動きが続く可能性がある。あす以降の動きにも引き続き注目しておきたい。きょうは株安局面であったが、野村HDや大和証Gなど証券株にも買いが入った。証券株も株安を脇に置いて金融株というくくりで買いが入るのであれば、中堅証券などにも深堀りの余地はある。
小松

最終更新:7月23日(月)16時49分

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