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欧州市場サマリー(20日)

7月21日(土)4時23分配信 ロイター

[20日 ロイター] - <ロンドン株式市場> ほぼ横ばい。総じて値を下げた欧州株式市場と比べて持ちこたえた。世界的な通商政策の先行き不透明感と英国内の政局混乱でディフェンシブ銘柄が買われた。

英国の欧州連合(EU)離脱を巡り与党・保守党内の対立が深まっており、ポンドは今週弱含んだ。ドルで収益を上げる国際的な銘柄の比重が大きいFTSE100種の下支え要因となった。

世界的な貿易摩擦の高まりが不安視される中、FTSE100種は5月下旬以来、値動きの幅が狭い。関税の影響を受けやすい自動車などの銘柄が多い欧州株式市場は打撃を受けてきたが、ディフェンシブ銘柄の比重が大きいFTSE100種はいくぶん貿易摩擦の影響を免れてきた。

この日はタバコのインペリアル・ブランズと日用品大手ユニリーバ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)のディフェンシブ銘柄が0.4%から2.5%上昇した。

<欧州株式市場> 続落。決算が嫌気されたほか、貿易摩擦が不安視され自動車銘柄が値下がりした。

米政権が輸入車への追加関税導入に向けて動く中、STOXX欧州600種自動車・部品株指数は2.08%低下した。

イタリアの主要株価FTSE・MIB指数は0.41%低下。同国の連立政権内の対立が深まっているとの報道が売り材料だった。

フィンランドの製紙会社ストラエンソは13.5%急落。第2・四半期利益が市場予想を下回ったことが嫌気された。同社は生産やメンテナンス上の問題のほか、木材の供給がひっ迫している点を指摘した。

中小株ではベルギーの銅線メーカー、ベカルトが19.9%急落し、約5年ぶりの安値に落ち込んだ。上半期決算見通しで、営業利益が市場予想を20%下回るとしたことが嫌気された。輸入関税の影響もあり、線材が値上がりしていることを指摘した。

<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが上昇した。連立政権内で緊張が高まっていることを示す報道のほか、議員の発言でユーロ離脱を巡る懸念が高まったことがイタリア国債の売り材料となっている。

イタリアメディアは、主要な政府系企業トップを巡りトリア経済・財務相が政府の指名候補を支持しなければ、ディマイオ副首相はトリア氏の辞任を求めると報道。ディマイオ副首相がこの報道を否定したことで、市場にはある程度の安心感が広がったものの、国債利回りの低下にはつながらなかった。

このほか、コリエレ・デラ・セラ紙がボルギ下院予算委員長がイタリアは遅かれ早かれユーロ圏から離脱すると発言したと報道。イタリアのユーロ離脱を巡る懸念が市場心理の重しとなった。

イタリア2年債利回りは8ベーシスポイント(bp)上昇の0.64%。10年債利回りは2.59%と8.5bp上昇し、独10年債との利回り格差は222bpと、前日終盤の約218bpから拡大した。

最終更新:7月21日(土)4時26分

ロイター

 

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