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欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、米FRB議長の利上げ継続姿勢を好感

7月18日(水)17時25分配信 フィスコ

18日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの展開を予想する。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による利上げ継続姿勢の再確認を背景にドル買い基調は継続し、今年最高値が意識される見通し。ただ、ドル高・欧州通貨安などでクロス円が弱含めばドル・円の重石となる可能性もあろう。

パウエルFRB議長は17日、就任後2回目となる議会証言に臨み、足元の景気認識や金融政策に対する考え方に言及。金融政策に関しては、インフレの上昇がFRBの目標に到達していることなどを挙げ、緩やかな利上げが「最善の道だ」と述べた。また、今後の国内経済については、適切な金融政策により向う数年間は安定的な成長が続くとの見解。一方、米中貿易戦争に警戒感を示したが、影響を見極める姿勢のようだ。パウエル発言を受け、海外市場ではドル買い安心感が広がった。本日のアジア市場では日本株が上昇したこともあり、円売りがさらに強まり、ドル・円は113円台を回復した。

そうしたドル買い基調は、今晩も継続しそうだ。パウエル議長は日本時間18日23時から下院金融委員会で再び議会証言を行う。市場はFRBの利上げ回数を今年4回(あと2回)との観測からドル買いを再開し、ドル・円は113円台の定着が見込まれる。また、欧米でも株高になれば、円売りに振れ、今年1月8日に付けた113円39銭が視野に入りそうだ。反面、ドル買いを背景に主要通貨が弱含むと、その影響でクロス円が値を下げドル・円をやや圧迫する可能性もあろう。また、前週からドル上昇ペースが速まっているため利益確定売りも出やすく、一気に114円台を目指す展開にはなりにくいだろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南ア・6月消費者物価指数(前年比予想:+4.8%、5月:+4.4%)
・17:30 英・6月消費者物価指数(前年比予想:+2.6%、5月:+2.4%)
・17:30 英・6月生産者物価指数・産出(前年比予想:+3.2%、5月:+2.9%)
・18:00 ユーロ圏・6月消費者物価指数改定値(前年比予想:+2.0%、速報値:+2.0%)
・20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:+2.5%)
・20:00 南ア・5月小売売上高(前年比予想:+0.8%、4月:+0.5%)
・21:30 米・6月住宅着工件数(予想:132.0万戸、5月:135.0万戸)
・21:30 米・6月住宅建設許可件数(予想:133.0万戸、5月:130.1万戸)
・23:00 パウエル米FRB議長が半期議会証言(下院金融委員会)
・03:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)


《FA》
株式会社フィスコ

最終更新:7月18日(水)17時28分

フィスコ

 

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