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決算先取り、4-6月期【大幅増益】候補リスト[第2弾] <成長株特集>

7月16日(月)19時30分配信 株探ニュース

ニッカトー <日足> 「株探」多機能チャートより
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ニッカトー <日足> 「株探」多機能チャートより
現在値
ラサ工 2,520 +18
ニッカトー 1,416 -79
大紀ア 704 +1
カワタ 2,043 +63
テセック 1,560 -24
 12日に配信した時価総額300億円以上3000億円未満の銘柄を対象とした「決算先取り、4-6月期【大幅増益】候補リスト[第1弾]」に続き、時価総額“50億円以上300億円未満”の銘柄を対象とする「第2弾」をお届けします。本特集では、今月下旬から本格化する18年4-6月期決算発表を前に、足元で業績拡大トレンドが続き、4-6月期も大幅増益が期待できる銘柄を探ってみた(7月13日現在)。

 下表では、時価総額50億円以上300億円未満の銘柄を対象に、3月期決算企業の直近3ヵ月実績である1-3月期(第4四半期)に経常利益が前年同期比で「3四半期以上連続で2ケタ増益」を達成した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も増益を見込み、かつ予想PERが30倍以下と割高感が強くない32社を選び出し、1-3月期の増益率が大きい順に記した。持続的に大幅増益を続ける企業は、安定的に成長する可能性が高く、4-6月期も好業績が期待される有力候補として注目していいだろう。

 増益率トップとなったのはネットに投稿された話題の小説やマンガの出版を手掛けるアルファポリス <9467> [東証M]。18年1-3月期(第4四半期)は「リ・モンスター」をはじめマンガの販売が大きく伸びたうえ、ライトノベルも既存人気作品を中心に好調だった。また、市場拡大を背景に電子書籍の成長が続き、経常利益は前年同期の600万円から2億9700万円に急拡大して着地。19年3月期は前期比58.5%増の12億円と3期ぶりに過去最高益を更新する計画だ。好決算や株式分割の実施などが評価され、株価は6月15日に決算発表前の2.5倍となる2955円まで跳ね上がった。その後は調整局面にあるが、好業績の内需株として頑強な値動きを続けている。

 2位に入ったのはプラスチック加工生産の周辺機器メーカーであるカワタ <6292> 。1-3月期(第4四半期)は中国で設備投資需要が拡大するなか、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池やスマートフォンなどの光学系部品関連の受注が大きく伸び、経常利益は前年同期比6.3倍の2億円に膨らんだ。19年3月期の同利益は前期比11.8%増の11.5億円に伸びる見通しだ。2004年3月期に記録した過去最高益12億円を射程圏内に捉えており、15年ぶりの最高益“大復活”にも期待がかかる。

 3位のテセック <6337> [JQ]はハンドラ(半導体選別装置)、テスタ(半導体性能測定装置)といった半導体検査装置とパーツの製造・販売を手掛ける。1-3月期は主力の車載パワーデバイス用をはじめ高付加価値品の販売拡大に注力し、経常利益は3四半期連続の2ケタ増益を達成した。19年3月期は豊富な受注残高や半導体製造装置市場の成長を背景に、経常利益は8年ぶりの10億円大台乗せを目指す。

 5位のラサ工業 <4022> も旺盛な半導体需要が追い風となっている。1-3月期は主力の化成品事業で半導体向け高純度リン酸の販売が大きく伸びたほか、レアメタルの市況回復による在庫評価益の発生なども利益を押し上げた。株価は業績好調や証券会社のリポートを手がかり材料に上昇し、6月11日に約10年10ヵ月ぶりの高値をつけたが、その後は大きく調整している。7位に入った油圧機器専業メーカー、油研工業 <6393> の株価も機械株全般の軟調展開に歩調を合わせ下落基調が続く。ただ、ラサ工、油研工ともに予想PER10倍以下と指標面で割安感が強く、決算発表を機に買い戻しが入ることが期待される。

 四半期2ケタ増益の連続期数が多い銘柄に目を移すと、大紀アルミニウム工業所 <5702> が9四半期連続、次いでニッカトー <5367> 、ダイベア <6478> [東証2]が7四半期連続で並んだ。大紀アルミニウムは自動車向けアルミ地金の販売が増加したうえ、製品と原料の価格差が拡大したことも大幅増益の要因となった。ニッカトーは電子部品向けを中心にセラミックス製品の販売好調が続いている。また、同社は昨年11月にTDK <6762> がオールセラミック固体電池「セラチャージ」を開発したと発表したことを受け、全固体電池関連銘柄として一気に人気化した経緯がある。これらを背景に株価は全体波乱相場に逆行し、1991年以来、実に27年ぶりの高値圏を快走している。

 ダイベアはベアリング大手ジェイテクト <6473> のグループ会社で薄肉軸受けや特殊品に強みを持つ。1-3月期は自動車・産業用ロボット向けベアリング製品の販売増加や原価低減が寄与し、経常利益は前年同期比26.2%増の3.6億円に拡大して着地。19年3月期も2ケタ増益基調が継続し、経常利益は14億円と08年3月期に記録した最高益(14.1億円)の更新も視野に入る。株価は好決算が評価され、6月11日に12年5ヵ月ぶりの高値圏に浮上したあと、下降トレンドに転じている。指標面では予想PER9.1倍、PBR0.7倍、配当利回り3.2%と割安感が強く、株価の水準訂正余地は大きいとみられる。

           ┌─ 経常利益 ─┐  増益   今期  予想
コード 銘柄名    増益率 1-3月期  連続期数  増益率  PER
<9467> アルファP   4850   297     4   58.5 28.8
<6292> カワタ      530   208     3   11.8 14.7
<6337> テセック     223   168     3   15.7 10.6
<6638> ミマキエンジ   123   810     3    1.7 13.9
<4022> ラサ工      102   883     6    3.0  9.4
<4999> セメダイン   98.1   319     3   33.6 14.5
<6393> 油研工     55.8   469     3    3.0  7.6
<4275> カーリットH  54.7   775     6   14.9 16.2
<6161> エスティック  50.3   260     3    2.7 13.7
<2393> ケアサプライ  42.9   440     3    0.8 17.1

<9686> 東洋テク    40.5   385     5    3.6 21.8
<6850> チノー     40.4   744     3    7.5 14.4
<6362> 石井鉄     38.2   188     5   49.1 14.0
<5367> ニッカトー   37.2   251     7    2.3 23.1
<3924> ランドコンピ  36.7   246     3    6.5 23.6
<9306> 東陽倉     35.8   239     3    6.4 13.3
<9312> ケイヒン    32.3   217     5    9.6 10.2
<6121> 滝沢鉄     30.3   1059     3    8.7  7.9
<7480> スズデン    28.4   628     6    3.7 15.5
<6155> 高松機械    28.2   719     3   34.0  8.0

<6478> ダイベア    26.2   361     7   19.7  9.1
<9067> 丸運      25.1   433     4    6.7 10.1
<7525> リックス    23.8   687     5    4.8  8.9
<8275> フォーバル   23.5   1176     3    4.7 12.2
<6293> 日精樹脂    22.9   505     4    4.4 11.5
<7510> たけびし    22.4   911     5    3.0  9.9
<6863> ニレコ     20.7   332     3    9.7 14.4
<4662> フォーカス   15.6   364     4    4.0 18.0
<6848> 東亜DKK   13.7   738     5    2.0 16.3
<9057> 遠州トラック  12.9   271     4   15.3 11.2

<6824> 新コスモス   12.6   981     6    1.9 12.2
<5702> 大紀ア     11.1   1903     9    1.7  5.7

※経常利益の単位は百万円。増益率は前年同期に比べた増加率、単位は%。連続期数は前年同期比10%以上増益の連続回数。

株探ニュース(minkabu PRESS)

最終更新:7月17日(火)9時27分

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