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不動産投資に「宅建士」は必要?

7月15日(日)20時00分配信 不動産投資の楽待

(写真© whim_dachs-Fotolia)
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(写真© whim_dachs-Fotolia)
不動産取引の仕事をする者にとって、重要な資格である「宅地建物取引士(宅建士)」。不動産会社で働いている方の多くが取得しています。では、不動産投資を行うにあたり「宅建士」は取得すべきでしょうか?

私は、不動産売買の仲介会社で働いていた経験もあるので、宅建士は非常に馴染みのある資格でした。そんな「宅建士」という資格が不動産投資にも活かせるか考えてみました。

既にご存知の方も多い思いますが、念のため宅建士について確認していきましょう。「宅地建物取引士(宅建士)」とは、宅地や建物などの不動産を取引する際に必要な業務を行う国家資格です。

国家資格ということもあり、毎年約20万人程受験する人気資格で「マンモス資格」とよく呼ばれています。ただし、不動産の営業は宅建士を持っていなくても行うことが可能です。では、なぜ「宅建士」という資格が必要かというと、まずは宅建士のみが行うことが可能な「独占業務」があります。

・重要事項説明
・重要事項説明書の記名・押印
・契約書の記名・押印

上記の3点は宅建士のみが行うことができます。また、不動産会社の事務所ごとで従業員5人に1人以上の割合で宅建士が必要という人的要件があります。

試験内容ですが、主に次のようなものがあります。

・権利関係(民法、借地借家法、不動産登記法、建物区分所有法)
・宅地建物取引業法
・法令上の制限(都市計画法、建築基準法、国土利用計画法、農地法、宅地造成等規制法、土地区画整理法など)
・税金関係(所得税、印紙法、不動産取得税、固定資産税、鑑定評価など)

他にも細かい出題範囲がありますが、大きく分けるとこんなところです。宅建士の勉強することによって上記のような内容を詳しく知ることができます。

合格率は16%前後なので、難しそうに見えるかもしれません。しかし、一般的には250~350時間程の勉強時間で取得可能です。暗記を必要とする問題が多いので、しっかり勉強時間を確保すれば割と誰でも取得は出来ると思いますが、しっかり勉強しないと取得は難しいです。

結論から申し上げると、基本的には不動産投資をするにあたって宅建の資格を取得する必要はないと思います。もちろん持っていないよりは、持っている方が宅建士の勉強から学べることもありますので良いと思います。ただ、「投資」に関することが載っているわけではないので、「不動産投資」の実務に関連する内容は薄いです。

宅建士の勉強に時間を費やすよりも、その300時間を使って「不動産投資の書籍」を読んで勉強したらよいのではないでしょうか? 物件の検索、現地の見学、銀行・仲介業者とコミュニケーションを取りにいきましょう。

ただし、初心者でも宅建士のテキストを購入するのはおすすめです。参考書の中でも宅建士のテキストは非常に分かりやすくまとまっているものが多いです。テキストの使用方法として、下記のような使い方をしてみてはいかがでしょうか?

・いつもの不動産投資に関する書籍を読む代わりに宅建のテキスト眺めてみる
・辞書代わりに手元に置いておく

とりあえず、宅建士のテキストを1冊購入しておき、実際に物件を購入して、運営することに慣れてきた頃に、宅建のテキストをしっかり読み込んでみると、より興味が沸いてくると思います。役に立つ資格なので、宅建士の本格的な勉強は不動産投資を始めてからでも遅くはないですよ!

※上記は、楽待新聞の実践大家コラムニスト、キクさんが執筆したコラムです。文章、写真、画像、イラストおよびデータ等上記記事は、執筆者の責任において作成されています。
キク

最終更新:7月15日(日)20時00分

不動産投資の楽待

 

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不動産投資の楽待

株式会社ファーストロジック

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